「ダンジョン＆ドラゴン」って映画をかつて見たんですが、いやはや、あれはひどかった。ドラクエとかファイナルファンタジーとかやってた人だと名前くらいは知ってるし、やったこたーないけどなんかかっちょよさげなこのタイトル。実写映画化すりゃいいってもんじゃない。テーブルトークだとかボードゲームですよね。その手のゲームの実写化でうまくいったものってあるのかしら？「バトルシップ」とか？

手なわけでそんな作品ですが今作。あれと比べたら月とスッポン。
えらく評価高い（一部で）ってのもわかります。

ストーリー的には全然大した事ないし、目新しい物があるわけじゃないんですけど、なんだろ、何故かテーブルトークRPGってこんなんなんかなーって思わせる何かがありました。
ファンタジーなロールプレイングゲームの必要な箇所を寄せ集めていい感じに仕上げたといったらいいんかな。登場人物たちもなかなかにいいキャラしてて、クリス・パインもヒュー・グラントも素晴らしかった。ドタバタ寄せ集めチームのコメディ感というか、ゆるさが、多分色んな人がテーブルトークでなんじゃもんじゃ話してる感じに近いんじゃないのかな。

ということで、なるほど納得の出来。ちょっと見る前の期待値が高すぎたってこともあってこんな評価ですが、充分に楽しませていただきました。