マスター・アンド・コマンダー MASTER AND COMMANDER: THE FAR SIDE OF THE WORLD

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監督:ピーター・ウィアー
出演:ラッセル・クロウ、マックス・パーキス、ポール・ベタニー、ジェームズ・ダーシー、ビリー・ボイド
時間:139分
公開:2003年
ジャンル:
アクションドラマ戦争

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2023年05月30日 | 見た回数: 1回

気にはなってたんです。昔っから。「グラディエーター」かっちょいいなぁ。と思ってた頃に(今もやけど)おんなじラッセル・クロウが舞台こそ違えどなかなかマッチョな船乗り演じるだなんて・・・。
が、何故か未見のまま時は過ぎ、まさか公開後20年も経っていたとは・・・。

いやー、男臭いし(女子なんて出てこないぜ)血もいっぱい出るしマストは吹き飛ぶし刺すは刺されるわ撃つわ撃たれるわの激しい戦い。どこまでホントかわかんないんですけど、大海原の嵐の中をばっさんばっさんと大きな帆船が切り裂いていくわけで打ちつける波や風の強さなんかも見てて怖くなるくらいの迫力。船乗りにはなるもんじゃないなぁ。
あと、時代背景もあるんですけど、操船技術で優位な位置を確保したり、騙し討ちしたり、最後にゃ「ヤー、のりこめー。」といった若干海賊側面もありつつの戦い。これが結構なリアルさ加減で、剣と拳銃とが入り乱れたぐちゃぐちゃな戦いが繰り広げられてました。「燃えよ剣」のあのごちゃごちゃした戦いと近いのかなー。

ただ、そういった男臭ーい要素が満載で「ダンケルク」みたいなガッツリ緊迫と集中の世界かと思いきや、思いの外のどかで緩やかなシーンも多く、船長と彼の相棒で親友の軍医との絡みがいい味出してて、船員とともに視聴者もうまいこと息抜きさせてもらえてた気がします。
長い作品なだけにこの辺は賛否ある気もするし、もっと短く、一気に緊張の戦闘シーンだけでも成立はしそうではありますけど、何故かガラパゴス諸島探索のシーンが一番僕の中では残ってるんだよなー。

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