タイトルからすると明らかにホラー映画なんですが、お化けも闇からのいざないもなかったりします。

なんか一部の人には有名な100人以上を殺したライオンだそうですぜ、それとの戦いなんですが、こっちのマインドセットってものがあるじゃないですか。びっくりデスよ。

驚異的なサイズのライオンだったり、撃たれても首を落とされても向かってくるようなバケモノでもないので、勝手に想像しているこっちが悪いとはいえ、なんか「ふつーやん」とか「ここでムツゴロウさんだったら」とか思ってしまう。

ラストあたりは普通のライオンだとしても（本人らは違うと行ってるが）充分に驚異的で、何なら「ジョーズ」的な存在感を醸し出してる。充分に怖いキャラではある。ただ、これが実話ベースだということもあるのかもしれませんが、以外に倒すのは一発の銃だったりするんで、その点はリアルでもある反面、ちょっと物足りないか。

また、実際にそんな場にいたら怖くてしょうがないでしょうが、どうもその恐怖に対する備えが間抜けなとこがなんともねぇ。折に閉じ込めたライオンに対して一発も銃を当てられないとか、借りに行く前に銃を交換して、試し撃ちもせず、本番を迎え、トラブル。とか・・・。

ということで、何かとケチも着くんですが、まぁ、悪くはなかったです。最初から実話ベースの動物（自然）との戦いだとわかってたらもうちょっと楽しかったかもしれないなぁ。

※あ、そうそう。可哀想なのはマイケル・ダグラスかな。いい役どころでハン・ソロ的なかっちょよさを若干感じる。が、一匹倒して満足気に飲んで寝たら翌日・・・。