凶悪

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監督:白石和彌
出演:山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー、池脇千鶴、白川和子
時間:128分
公開:2013年
キャッチコピー:
知るべき闇は、
真実の先にある。
ジャンル:
サスペンス犯罪ドラマ

コメント一覧

でべ | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2015年10月10日 | 見た回数: 1回

もっと「悪人」とか「犯人に告ぐ」とか「オールドボーイ」みたいなのかと思っていたけど全然違って、こってりしているわりに、あんまり心を動かされない。うーん、共鳴する弦がないっていうのかなあ。実際に起こった非道な殺人事件をもとにしているんだけど、まあ、ひどい。それを取材で明らかにしていく雑誌記者。山田孝之くん演じる記者が、わたしたちが恐ろしがったり、心を駆り立てるのナビゲーターのはず、なんだけど、彼がね、熱血なんだけどふわふわしてて、なんだか定まりきらないの。最後の最後まで。思えば最初から、何ひとつ大事にしていない。外に表す感情は怒りだけ。の世捨て人のような人。取材を進めるうちに、事件に飲まれてしまって、一番執念に駆られているのは山田くんだったのでした、というオチ(あ、言っちゃった)なんだろうけど、山田くんが普通の人じゃなさすぎて共感しづらい。

とはいえその日の夜はバッチリ影響された夢を見ましたけどね。

あと日本のヤクザ映画は、なんで唐突にセックスシーンを挟んでくるんだろう。ストーリーに不必要なうえに変に生々しくて、妙な気持ち悪さがあって。ヤクザもの、という現実とはかけ離れた世界の異常さの演出?見てる人を気分悪くするのにちょうどいいんだろうか。アメリカ映画のセックスシーンはそんな風に思わないんだけど。外国人だと現実感が薄いんだろうか。