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でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2012年03月25日 | 見た回数: 1回
見終わった瞬間よりも、思いのほかじくじくと後に尾を引く映画だった。小説ならばこの感じを何度も経験したことがある。息が詰まる展開で一息に最後まで読ませてくれて、そのあとしばらくぼんやりした状態が続く。原作はきっとそういう小説なんだろう。この小説らしい映画の感じは「犯人に告ぐ」と似てる。
いっしょにたくさん映画を見ていると、その間にお互いのことを学習する。なににハッとするか、なにに幻滅するか。でも昨日は「お、なんだこれは」「ね、いまのわかった?」と丞二に話しかけられてる理由がまったく分からなくて。いつもはせめて注目すべきところがどこか、くらいは想像がつくのにね。でも今回ばかりは「なにが?どこどこ?」と言うしかなくて、年寄りの役者がうまいなあとか思いながら、なにが丞二の目を捕えたのか聞くのを楽しみにしてた。 すごくすごくあっさりまとめてしまうと ・絵に迫力がある。 ・やたらに説明しない。 言われてみればたしかにそうかもしれない。「なるほど、そのシーンね」と後から頷くことは出来ても、画面を見てハッとするほど意識できなかった。ただし意識できてなくても納得はした。それらの仕掛けが積み重なってどんよりしたストーリーを補強して、わたしはいま、こんな気分になっているのかと。
柄本明さんと樹木希林さん、おふたりの「無表情」という表情が印象深い映画でした。
追記: コメント投稿したあとで「犯人に告ぐ」のコメントを読んだら本当におおむね同じことを書いていて恥ずかしい。ちなみに池内万作さんは「犯人に告ぐ」と同一人物ではないかと思うほど一緒の役柄で出演しておられました。伊丹十三さんの息子さんなんですね。
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見終わった瞬間よりも、思いのほかじくじくと後に尾を引く映画だった。小説ならばこの感じを何度も経験したことがある。息が詰まる展開で一息に最後まで読ませてくれて、そのあとしばらくぼんやりした状態が続く。原作はきっとそういう小説なんだろう。この小説らしい映画の感じは「犯人に告ぐ」と似てる。
いっしょにたくさん映画を見ていると、その間にお互いのことを学習する。なににハッとするか、なにに幻滅するか。でも昨日は「お、なんだこれは」「ね、いまのわかった?」と丞二に話しかけられてる理由がまったく分からなくて。いつもはせめて注目すべきところがどこか、くらいは想像がつくのにね。でも今回ばかりは「なにが?どこどこ?」と言うしかなくて、年寄りの役者がうまいなあとか思いながら、なにが丞二の目を捕えたのか聞くのを楽しみにしてた。
すごくすごくあっさりまとめてしまうと
・絵に迫力がある。
・やたらに説明しない。
言われてみればたしかにそうかもしれない。「なるほど、そのシーンね」と後から頷くことは出来ても、画面を見てハッとするほど意識できなかった。ただし意識できてなくても納得はした。それらの仕掛けが積み重なってどんよりしたストーリーを補強して、わたしはいま、こんな気分になっているのかと。
柄本明さんと樹木希林さん、おふたりの「無表情」という表情が印象深い映画でした。
追記:
コメント投稿したあとで「犯人に告ぐ」のコメントを読んだら本当におおむね同じことを書いていて恥ずかしい。ちなみに池内万作さんは「犯人に告ぐ」と同一人物ではないかと思うほど一緒の役柄で出演しておられました。伊丹十三さんの息子さんなんですね。