チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像

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監督:星野和成
出演:伊藤淳史、仲村トオル、桐谷美玲、松坂桃李、西島秀俊
時間:128分
公開:2014年
キャッチコピー:
真実を診ろ。
ジャンル:
サスペンスミステリー

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2015年01月14日 | 見た回数: 1回

なんでか前2作(「チーム・バチスタの栄光」、「ジェネラル・ルージュの凱旋」)とキャストが違うという謎の映画化。まぁ、ドラマ流れの映画と、単体映画としての作品と、2本立てで動き出した結果、ドラマ側も映画作るぜ。みたいになったんでしょうかね?
となると、ついつい、単体映画の方に肩入れしちゃいそうになるんですが、そもそも原作本のとおりなのはドラマ版の方で、単体映画についてはまるで「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の佐渡さんのごとく女性に変えちゃったわけですし、一長一短だなぁ。とか思ってしまいます。

あさてさて、肝心の映画ですが、映画っぽいのは全2作かなぁ。なんとなく、絵が実にドラマっぽいんです。これが何故か真剣さ具合というかリアルさというかその辺の要素を引き剥がしていくようで、なんともねぇ。映画館に行ったわけじゃないんですが、それでもなんか損した気分?

ドラマが全部悪いわけじゃなくって、例えば大河ドラマ「龍馬伝」とか、楽しく拝見してましたよ。下手な映画見るよりよっぽど楽しかったし映画っぽかった。
また、「トリック」なんかは(これは監督のせいもあるでしょうが)ドラマ版のほうが面白かったりもするわけで、一概に「映画ばんざい」とは言わないんですが、それでもなんだろう、やっぱり映画見てる感じとドラマ見てる感じって違うんですよ。

仲村トオルの毒舌は悪かないし、西島ロスを引き起こした張本人もなかなかにカッチョよろしい。話自体も全2作とどっこいどっこいで、さすがは医療系にも外れなし。みたいなところがあるんですが、やっぱりなんか安っぽいというか、テレビ見てる感じというかねぇ。
医療部門のウォー。やったるぜは楽しいんですが、さて、サスペンスというか犯人探しというかはなんか軽いなぁ。物足りないぞ。

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