やっぱりブライアン・ミルズに会いたい人用かなーと思います。

イスタンブールの人たちもいい迷惑だろうなあ、と。

奥さんがさらわれたり、本人がさらわれたりする第2作目。1作目と違い、ちょっと娘さんがいい子（というか理解があったり、使える子）になってるので、前作のダメな娘なのにデレデレな無茶なパパ。という設定が若干ぶれつつあるかな。と。

相変わらずの豪快な解決方法で敵を蹴散らすわけですが、前作の感動ほどはなかったかなぁ。とにもかくにもあの容赦なさが若干影を潜めちゃってるような気がしてさ。その点では「96時間」の方がはるかに大胆。

ただ、とはいっても視界が塞がれた中で、音や方向感覚で自分の位置を把握したり、相変わらずの電話で支持して事を有利に進めたりという驚異的な能力が失われたわけじゃないし、娘の彼氏が出てきて、結構いいやつなだけに困っちゃうパパの図とか、それはそれで楽しかったです。

が、うーん。ちょっとスケールダウンなのでこんなとこかな。

最近はずっと仮面ライダーまつりで「オーズ」と「フォーゼ」のテレビシリーズをみていたので、映画ご無沙汰だったのですが、ひさしぶりに視聴。

＊　＊　＊

なんちゅうか、みんな、あの娘溺愛お父さんにもう一度あいたかったんだなあ、ということ（だけ）がわかる作品。

娘にボーイフレンドができたと聞いて、

奥さん：探し出さないで。
ニーソン：そんなことしないよ。
奥さん：パリでたった一日で娘を見つけ出したでしょ？

といわれつつ、当然すでに娘にGPSを仕込み済み。

で、「私のボーイフレンドの身辺調査はしないでね」と釘を刺されるあたりも、まあこのお父さんだから許せちゃう（しかない）。

今度はパリは疾走しないけど、イスタンブールの町を手榴弾で破壊しながら走り回る。

面白いっちゃあ面白いんだけど、やっぱり前作には遥かに劣るかな。あのお父さんに会いたい人は見るといいです。