交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10000mの頭脳戦

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監督:松田秀知
出演:筧利夫、笹野高史、反町隆史、林遣都、成宮寛貴、柳葉敏郎、橋爪功、津川雅彦、伊武雅刀、高橋克実、陣内孝則
時間:123分
公開:2010年
キャッチコピー:
乗員・乗客159人の命を守る──
それが最後の任務。
ジャンル:
サスペンステレビドラマ映画化

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2011年04月10日 | 見た回数: 1回

“交渉人”の概念を覆させられる作品。作品の善し悪しはともかくとして「交渉人 真下正義」は一応犯人と交渉してましたよねぇ。また、「交渉人」なんてとてもカッチョいいのに。

ところが今作です。まぁ、元々のドラマはちゃんと交渉してたのかもしれませんが、今作にいたっては最初の20分のみかな。あとは交渉らしい交渉も特にはないし、どっちかというと銃撃戦あり、格闘ありの肉体派。
また、サブタイトルで頭脳戦とありますが別段頭を使っているようにも見えず、敵にしても味方にしてもフツーの事件(ハイジャックを普通と言ってはなんですがね)をフツーに警察官が映画っぽく解決するフツーの作品でしたね。

事件自体はほぼすべて先が読めてしまった事は残念極まりないんですが、ポンポンとテンポよく話も進むし盛り上がりもある。
最近悪役づいてる気がする反町くんや、個人的にはかなりカッチョいいと思ってる成宮くんとか役者陣も豪華だし普通に観る分にゃ問題ないのかと思います。

それだけにセガール映画ばりに内容を反映しない映画タイトルがもったいないなぁ。
あと、ついでと言っちゃなんですがなんといってもそもそも、米倉涼子さんがこれまた僕にとっちゃ扱いの難しい女優さんで、若干小雪さんとかぶるんですよね。小雪さんはチャーンと幽霊役とかそっち方面できてくれるとしっくり来るのでいいんですが、米倉さんに関しては、うーむ。肉体は女優として釈由美子と真っ向勝負?とか正直ピンと来ないのだ。

ちゅうわけでテレビ朝日系列のドラマ→映画化に関しては「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」(タイトル長いな)がなかなかの高評価だったので、ほのかに期待してたし、物自体はそれほど悪いわけじゃないんですが、総合的にタイトルと米倉さんの扱いで評価ダウン。「イマイチ」で。

最後の任務とはありますが、映画も再び。みたいな雰囲気でしたね。ネタがなくなったら復活するかな?

以下ネタバレでよーわからへんかったところ。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

・911テロ以降結構ちゃんと調べてるはずなのに、そんなに簡単に鉄砲なんて持ち込めるの?他のメンバーもあっさり銃を持ち込んでますが、日本だから?

・「フライトプラン」を思い出させるジャンボ内部の構造。また、トイレから貨物室に入れるの??あんなもんなのか?(ほんとか?)

・なんかジャンボの映像がおもちゃみたい?(きのせいか?)

・事件のキーマンかと思わせる役どころの津川雅彦が全然重要じゃなかったこと。また、100%殺されるであろう演出と、あまりにそのとおりな殺害シーン

・お医者様ならぬ「お客様の中で、電子工学に詳しい方、いらっしゃいませんか?」「そんな都合のいい話は・・・」(あるのか?)

・機内で銃を発砲して穴を開け・・・あれ?それはほったらかしでいいのか?(※追記:サイトーさん解説により、高度が低いから問題ないのだ。とのこと。ほほー。でもそこまで考えて作られた映画だったのかな?)

・なんかレクター博士をモチーフにしたような意味深な男の子とのドラマを見てる人向けのサービスカットとも言えるムダな時間の使い方。
(※ま、役どころで行くと「踊る〜」の小泉今日子。ただし、この事件でなんにもかかわらないのだ。いらんやん)

・「あたしがやるしかないでしょう」と、知識がないので乗客に電子工学専門家がいないか探してた人とは思えぬ独断でのジャンボ操縦。さらにはどこから湧いてくるのか「絶対全員降ろしてみせる」と言わしめる絶対の自信(まぁ、電子工学の知識に基づく爆弾処理より、飛行機操縦のほうが簡単だもんね。)

などなど?や肩透かしなことはいっぱいでした。

隠しテキストはここまでです。

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