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かいじゅうたちのいるところ Where the Wild Things Are
画像表示切り替え監督: | スパイク・ジョーンズ |
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出演: | マックス・レコーズ、キャサリン・キーナー、マーク・ラファロ |
時間: | 101分 |
公開: | 2010年 |
ジャンル: 怪獣、アドベンチャー、ファンタジー |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2010年05月29日 | 見た回数: 1回
金 克美 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年09月04日 | 見た回数: 1回
もう子どものこころを忘れてしまったのかもしれない。。。
絵本は有名やから、きっとすばらしい話なのかもしれない。。ああ、でも私にはこの8歳の主人公が、両親が離婚してお母さんは二人の子ども育てなあかんし、仕事と家のことで一生懸命で、そのうえ恋人もできたし、ますます自分にはかまってくれへんし、ってただただ「誰かかまってくれー!」っていう映画にしかみえへんかった。
特にアメリカにきてから思うことで、もう子どもは手がつけられへん。なにしろ破壊欲がすごくて、なにもかも壊したがる。周りの態度は「子どもやから、、」でなんでも許す。
甥っ子の誕生日のときに、家のまえにかざる風船をみつけて、さっそく誕生祝いにやってきた子らが棒を振り回して風船を割ってる。「なんでそんなことすんの!」ってきいても「だってやりたいんやもん!」て返事がかえってくる。
この映画の男の子の、この破壊衝動って、、これって小さい男の子やったらみんな持ってるもんなん???
これは子どもやからって暖かい目でみてあげんなあかんの?
いやぁ、うちの子なら間違いなく百叩きの刑ですわ。ほんま。
この絵本が欲しかったのは中学生の頃だと思う。もう親に絵本をねだるような年でもなく、さりとて自分で買うほどにも踏み切れず、結局、今に至るまで自分用には買ったことがない。
その後、センダックは同時期に欲しかった『くるみ割り人形』については、めでたく家の蔵書に収まっているが、本作はのぐちのタイ土産のタイ語版しかないので、何が書いてあるのかよくわからない。
それでも何度も読んだ本なので、どんなふうに映画化するのかと思いきや、んー、なかなかよくできてるじゃないですか。
怪獣たちもセンダックの雰囲気を壊すことないできだし、いかにもな着ぐるみ感もわるくありません。造形物もなかなかよく、絵本のストーリーへの肉付けもまあ許せる範囲。
というわけで、一吾の返品のおかげで映画漬けの土曜日でした。