デンジャラスな妻たち Mad Money

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監督:カーリー・クーリ
出演:ダイアン・キートン、ケイティ・ホームズ、クィーン・ラティファ、テッド・ダンソン、クリストファー・マクドナルド
時間:104分
公開:2008年
ジャンル:
コメディ犯罪

コメント一覧

でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2011年04月30日 | 見た回数: 1回

原題は「Mad Maney」。

夫がリストラ、お金に困って連邦準備銀行の清掃員として働くことになったダイアン・キートンが廃棄される紙幣を盗み出す計画を立てる。シュレッダーにかけられるお金だもの、盗むんじゃなくリサイクルよ!という短絡的な考えが罪悪感をかき消して、犯罪モノというにはライトな仕上がりで気軽。

正直、盗み自体は詰めが甘すぎで現実感がまるでない。仲たがいやヒューマンエラー起こしまくりのあまり賢くない奥サマたちに、100年破られてないはずのセキュリティシステムがいとも簡単に破られちゃう。ブラジャーに札束詰め込んでボディーチェックも通過。無理無理。だいたいそんなに量が減ってたらさすがに銀行も気づくだろう。無用心にバーに集まったり、迂闊に人にバラしたりしちゃうし。

それでも主役の3人が魅力のある役者ぞろい。かつ個性が明確で典型的なので、彼女たちに引っ張られてぐいと最後まで楽しめる。
3人が普段の印象とは違うキャラクタだったのも面白いポイント。いつもわりと知的なイメージのダイアン・キートンは苦労を知らないお金持ちで欲に走って判断力を欠いているし、いつも気前のいいチョイ悪なブラック、クイーン・ラティファが一番堅実で慎重派なシングルマザーなのも面白い。ふたりにはやや劣るけど、たぶんキレイめ女優のケイティ・ホームズも何考えてるのか分からないチャラい若者(でも根はいい子)役でしっかり食らいついていってて、かなりいいパワーバランスだったんじゃなかろうか。
年齢や立場を超えた親密さがなかなかに気持ちよく、ふいに見た映画だったから余計に肩肘張らずにお気楽に楽しめたのでした。

金 克美 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2009年10月10日 | 見た回数: 1回

ミート・ザ・ジェンキンズ」でがっかりしたので、大好きなクイーン・ラティファが出てる「デンジャラスな妻たち」で口直しを。

俳優陣も豪華だし、感動するところはないけど、ごっそりお金盗むのが痛快。

ダイアン・キートンはやっぱり可愛くて、ミドルクラスの奥様役なんやけど、着てる服といい、持ってるかばんといい、つけてるアクセサリーといい、ついでに沿ってる旦那といい、すべてが白人スノッブですごくよかった。

旦那役のデッド・ダンソンが、お金は欲しいけど、犯罪はコワいし、妻には見くびられたくないし、でもやっぱりリッチな生活が楽しいって、肝っ玉のちーっちゃいけど正直な男で、一度タガがはずれちゃうと後戻りができないダイアン・キートンと夫婦でいい味だしてました。

三人の女性が銀行が処分するお金をくすねるんやけど、その三人が白人、黒人、ラテンで、それぞれのクラスの特徴というかそんな感じを出してて、そつなく見やすい、隅々まで配慮の行き届いた作品でした。

やっぱりコメディは、アー面白かったと一段落した後、もひとつパンチを効かしてくれると、しっかりと観た感があっていいですね。

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