タイトルからして、フム。娘を持つ男親ようだなぁ。さー、すっきり泣いちゃうぞ、と準備していたんですがね、なんと言うか、いまいちすっきりしませんでしたね。ということで、まぁ「普通」の作品ではありますが、期待以下ということでこんな評価です。
邦画タイトルの問題もありますね。今思うとどれくらいこのタイトルとキャッチコピーにだまされたパパさんたちが多かったことか。

キャストを見るとアルマゲドンの二人だったり、親友の「マット・デイモン」が出てたり、さらにはノンクレジットだったようですが、「インデペンデンス・デイ」のあの人が本人役で出てたりと、かなり豪華だし、彼らが出てくるところはちょびっとおもしろかったんですが、やはりこちらが求めている父と娘の心の交流ってやつがいまいちうまく伝わってこなかったんですね。

なんだかんだで、別に大はずれしない内容だと思うんですが。うーん。悩ましい。予定調和すぎるのはそんなに問題ない。これはこっちも望むところですし。ただ、「スウィーニー・トッド」を学芸会で演じて先生がくらくらきたり、娘の隙を見て何も考えずにとったアダルトビデオのタイトルがゲイ（あれ？レズだったか？）だったりという微妙な毒がしっくり来なかったのはありますね。もっとストレートにパパ大好き、な話にしてくれりゃこっちもうっとりするのに。

全体を通して、なんだかなー。な空気が拭えないのは監督の撮り方なのか、ベン・アフレックさまのオーラなのか。ということで、男の子相手だけど「幸せのちから」のほうがぐっと来るかなー。と思いましたよ。