できる姉と、それに負けたくない妹。そして田舎で一生終わりたくない！都会に行きたい！というところ、自分に重ね合わせて観ていました。

戦争中という状況下なのに、アメリカって国は、女子野球をやるぐらい余裕があるんですね。観始めてからしばらくそういう状況が飲み込めず、なーんかぴーんときてせんでした。

でも、彼女達にとっては幸せな時間だったのでしょうね。見せ物的に野球をさせられてるという感じはなく、晴れて、女も自由に野球ができて輝いている感じですね。しかも試合の無い時は、おしゃれしてデートも楽しんだりして女の子の部分も忘れず、観てる私もなんだか前向きな気持ちになれます。

マドンナも、目立つ脇役だけど、毒も少なくて良かったし、一応この映画を見る目的だった、野球のビジュアル的な部分も、いかにもアメリカンなレトロなデザインで、良かったですね。

出しそびれていた去年の夏休みの読書感想文を提出しました。

第二次大戦の戦力として男性が駆り出されてしまい、その間の野球ニーズに応えるために全米女子プロ野球リーグが創設された、という実話に基づくフィクション。前掲の Wikipedia をみるに、どうもチームの名前も実際のものを参考にしたようで、もじったものになっていました。
こんなに映画になりそうなネタなのに、あんまり作品がないのが意外なのですが、非常によくできていると思います。川原泉の『メイプル戦記』が好きな人には絶対にお勧めの一本です。