ファレリー兄弟に対する嫌悪感が少し和らいだ。
悪くない作品かと。ジャック・ブラック好きだし。

「メリーに首ったけ」が苦手なので敬遠しがちなファレリー作品なのに加えて、「メリー」好きな丞二が「あんまり面白くないよ」と言うので観ていなかったのだけど、「メリー」のちょっと苦しくなるような下品さや痛々しさはなく、さらっと観終わることができた。
実はファレリー兄弟が苦手なのではなくて、「メリーに首ったけ」が駄目なのかも。「2番目のキス」も楽しめたし。
にしても彼らは身障者になにか思うところがあるんだろうか。「メリー」にも登場してるし。今回はみなとっても爽やかで気持ちが良かったけど。

もうひとつ、スタッフの写真やメイキング映像をコラージュしたエンドロールが楽しげだったのが印象的。愛のあるロールでした。

ジャック・ブラックが見たいなぁ。という思ってたら、ちょっと前にこの作品をテレビでやってたのをこれはいいチャンスと、録画して視聴。「そういやあれは面白かった気がする」という昔の記憶で見始めたんですが、まぁ、それなりに楽しめました。ジャック・ブラックはいつもどおりだし、話も典型的なパターンで悪くない。
ただ、前見たときはもうちょっと「おもろい！」度が高かった気がしたんですが、今回はそこまでは感じなかったなぁ。
話というよりは、後半ラストの障害者であったり太ってる人であったりの人の映し方なんかが、ちょっと説教くさく感じたからかもしれません。外見より中身やで。というのもわかるんですが、彼らの扱いが「別に普通の人だから意識してないよ」という意識が感じられちゃったというかなんと言うか。
あと、割と最近テレビの吹き替え版も気にせず見れるようになったものの（シュワちゃんのあの吹き替えの声とかスキだし）、まだ字幕で見るべき派な僕としては、今回のは吹き替え版の声がなんだか彼に合ってない気がしてそこが引っかかってたのかもしれません。
とはいえ、やっぱりジャック・ブラック好きだなぁ。と思わせるなにかがあるのはなんなんでしょうねー？