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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル The Life of David Gale
画像表示切り替え監督: | アラン・パーカー |
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出演: | ケビン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット、ローラ・リネイ、ガブリエル・マン、マット・クレイヴン |
時間: | 131分 |
公開: | 2003年 |
ジャンル: サスペンス、ドラマ |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2008年11月02日 | 見た回数: 1回
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2008年10月31日 | 見た回数: 2回
オモタイよー。ズーン。ですが、なかなかにケヴィン・スペイシーを堪能できる一本じゃないかと。
死刑制度については、一概に廃止すべきだ。うぉー。と言う意見には賛同できないんですが、この映画のように確かに無実の罪で死んでいく人もいるのでねー。個人的には、地雷撤去とかあるいは宇宙空間での人体実験とか、あっさりぽっくりとかよりはちょっとは役に立って死んでいくっちゅうのはどうだね?よっぽど運がいい人は生き残れる。といったスタンスなので、それなりにいい案だと思うんだけどなぁ。神様を信じてる人がいるなら、たとえ地雷撤去にいったとしても無実なら助けてくれるはず、と信じれるし、その間にもしかしたら法的にも無実が証明されるかも。とかね。
劇中で、「まだ17才(18才だったか?)の少年が死刑されようとしているのよ。将来もあるし、きっと世論を味方にできるくらい聡明でイイコなの。」「で、罪は?」「警察殺し」「そりゃだめだ(by.スペイシー)」というやり取りの時の彼のあっさりした態度がちょっと好きです。
死刑については思うところがあって、友人などにちょくちょく意見を聞いているが、僕の周りでは「冤罪がなければ死刑賛成」論者が多い。
この映画はそれを真っ向問う映画で、ある意味、司法をおちょくっているようでもあるが、かといって死刑に値する罪を犯したとは言いがたい難しいところもある。
人間は全知ではないから、たしかに、協力者を使って、巧妙に隠せば事件の事実はわからなくなることもあるだろう。ミスが100%否定できないなら、致命的なことはしないべき、というのは一つの意見かもしれない。この映画では、身を挺して、人間が「しくじる生き物」であることを証明するが、でもまあ、実際、こんなことをする人がいたとしても、死刑肯定と死刑否定論の論拠にはなりにくいだろうし、この映画を見て、意見をかえる人もいないんじゃないかなーと思う。
でも、ケビン・スペイシーのちょっとうつろな表情が満喫できるので、ファンには依然おすすめです。
あ、あと DVD の特典になっていたとおもうけど、トレーラーはかなり面白いので必見です。ケビン・スペイシーが踏切で警察を嘲弄する予告編が観られると思います。