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石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2018年11月07日 | 見た回数: 1回
まさかのひさびさ余命系(※とも言い切れないけど)だったとは・・・。
典型的な2パターンのイケメン二人に普通の女子高生という安定の構造。当然のことながらその二人は「黒崎くんの言いなりになんてならない」の構造なんで、なかなかに予想もついちゃうってのが玉に瑕。 もともとマンガボックスっていうスマホマンガアプリからの実写化らしいんですが、舞台設定だけで基本的にはオリジナル?いやはや、ジャンプとかそ~いうとこ以外からも実写化しちゃうんだねー。とちょっと感心する一方で、そこまでオリジナルってむずいのかねー。という気もする。
舞台設定はそこそこ悪くはない。超少子化対策として政府が16歳の誕生日に結婚相手を紹介、斡旋する通称「ゆかり法(←美味しそう)」。政府の結婚補助とかいいことづく目で、それを利用するのが基本的には当然な世界・・・なんですけど、その舞台が活きてるかどうかは怪しいなぁ。なんだったら親が相手を決めている。という昔とそう変わらんのじゃないかという意見も上がりそう。だし、途中で政府の人の介入もあるけど基本裏目にしか出ないしいなくてもいいという微妙な感じだしね。
なんちゅーかそこまで悪くないかなー。とも思うんですが、なんだろうか?この入り込めなさ。とにかく揺れる恋心ってのが全然出てきてなくって、あらすじを淡々とこなしてるだけの印象。
※こ~言うことがありました↓
基本的には前述の通り完璧な幼馴染と、政府が選んだ金持ちイケメンのスーパー結婚相手との二人の間で揺れ動くヒロインのふつーの子。政府が選んだ人と末永く幸せに・・・という世界観があるので当然そっちに行くのが筋。ただ、とは言ってもねーという所が良いんでしょうが、なんだろうか?そもそもほとんど揺れ動かない。もしくは揺れ動いてるのが伝わってこない。
まずね、政府が選んだ相手に恋に落ちるのが早い。もう唐突にね。しかもその直前、幼馴染から告られていると言うのにだ。このへんがこの世界観のなせる技なのだろうか??そらイケメンで金持ちで確立何パー?を勝ち得たラッキーガールってのがあるし、ワクワク待っているという立ち位置というのもあるんでしょうけど、幼馴染とのあの状態の直後に、急に決められた相手にホイホイと心なびくのかね。 その点では現れたイケメン金持ちはちゃんと割り切った付き合い方してるんで許せるんですけど。
その後は基本その結婚相手と仲良しシーン&幼馴染は殆ど出てこない。的なのが続き、唐突にプロポーズ(まぁ、政府が選んだ結婚相手。ってのもあるけど)!
さらに唐突に病気発覚。ステージ3の脳腫瘍?実はイケメンは知ってたとか、彼女には言うな。とか、でも偶然(すぎるやろ)その場にいてて知っちゃった。とか。ん?いやちょっと待て。病院の院長室とかってもっとプライバシー的に防音だったりしないの?割と近くではあるものの聞こえるのかねぇ? ちなみに、イケメン君と幼馴染くんは病気のことで喋っててヒロインのいいとことか注意点を感動的な音楽(音でかい)とともに伝える。お前に彼女のことは任せた的な感じでね。ちょっと泣かせに入る音楽がうるさくていまいち入ってこないよ。泣かせようとしてるんだろうけどさー。
ヒロインちゃんも幼馴染のこと知ってるけど知らんふりしてる。とか、クー。切ないぜ。とかそういった微妙な気持ちが全然伝わってこないまま、そのまま結婚式の段取りしたりして結婚式当日。
幼馴染こない(まぁ、予想はしてた) 外を眺めるヒロイン。そこへ現れるほぼ私服の新郎イケメン(あれ?) 「幼馴染の方いきーや。心決まってんねやろ」と、謎の後押し。 あまりにも唐突である。これが単なるイケメン君の思い過ごしだったらどうなっていることやら・・・。
更に言うと悩んで後押しされてやっと決断した後、空港まで・・・
走る!!!!
遠いって。タクシー使おうや。あと、華麗にウェディングドレスから普段着に着替えてましたが、そ~いうときは着の身着のまま。的な感じじゃないのかねぇ?
ちょっとだけ良かったのは結婚解消が発覚してイケメンのお父さん(病院の院長)が政府の人に向かってどー言うことやねん。と詰め寄ったときに「あくまで当人同士の意見ですので」と非常に杓子定規というか典型的な回答をしてたとこ。そこだけちょっとリアル??
ラストは空港で飛行機を待つ幼馴染くんに逆告白。やっぱり幼馴染の方を選んじゃうのは典型的なパターンなのでそこはま~いいんですけど、理由はつけてはいるものの単にイケメン君に言われるがままこっち来ちゃった感半端ない。 で、感動的な音楽が流れて(音量でかいけど)泣かせにかかりつつエンディング、で、軽快に福山雅治のカバーが流れつつ(これもいまいちあってない気がする。多分幼馴染くん、死んじゃうし)のアメリカでハッピーな時間を過ごす二人の映像のエンドロール。
で、その後ですわ。お墓の前にヒロイン。これはわかる。行きてたら嫌だもの。 そこへイケメン君登場。お墓の前で手を合わせ、一足先に立ち去ろうとするヒロインに向かってイケメン君。
「クレープ食べに行かないか?」
ナンパ??ここで??
という結末。幼馴染はどう思っているのかはよくわからないです。はい。
イケメンは病院院長である親との葛藤があったりするシーンもなくはないけど非常にうすかったし、ヒロインに至ってはパパとのやりとりもないし(←これはいかがなものかと。たとえパパがココリコ遠藤くんだったとしても)、おじさん役のチュートリアルの徳井さんは豪快に変な標準語だし、友達とのあれこれにしても家族とのあれこれにしても非常に希薄。 ほぼ二人(3人って言うには途中から一気に幼馴染くんも登場しなくなったし)だけの空っぽの世界だったなぁ。
ラストの判断はまぁありがちなんで、そこまで「えー。それはない。」ということもなかったんですけど、なんか淡々とこなしてる感じがして全然入り込めず、最近特にちょっとしたポイントでも泣ける自信が出てきた(そんなんいらん?)僕ですが、これに関しては、なんかぼーっと見流してた感じが強いです。
これは見なくて良いタイプの「残念」でいいんじゃねーかなぁ。
※見るべき残念はいろいろあるので評価の「残念」は「見るべき残念」「見なくていい残念」に分けるべきなんだろうか??
追記: タイトルの嘘と恋。「嘘」ってどのポイントだ?? キャッチコピーの「恋愛禁止という世界」も、別にそうじゃなかったぞ。
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まさかのひさびさ余命系(※とも言い切れないけど)だったとは・・・。
典型的な2パターンのイケメン二人に普通の女子高生という安定の構造。当然のことながらその二人は「黒崎くんの言いなりになんてならない」の構造なんで、なかなかに予想もついちゃうってのが玉に瑕。
もともとマンガボックスっていうスマホマンガアプリからの実写化らしいんですが、舞台設定だけで基本的にはオリジナル?いやはや、ジャンプとかそ~いうとこ以外からも実写化しちゃうんだねー。とちょっと感心する一方で、そこまでオリジナルってむずいのかねー。という気もする。
舞台設定はそこそこ悪くはない。超少子化対策として政府が16歳の誕生日に結婚相手を紹介、斡旋する通称「ゆかり法(←美味しそう)」。政府の結婚補助とかいいことづく目で、それを利用するのが基本的には当然な世界・・・なんですけど、その舞台が活きてるかどうかは怪しいなぁ。なんだったら親が相手を決めている。という昔とそう変わらんのじゃないかという意見も上がりそう。だし、途中で政府の人の介入もあるけど基本裏目にしか出ないしいなくてもいいという微妙な感じだしね。
なんちゅーかそこまで悪くないかなー。とも思うんですが、なんだろうか?この入り込めなさ。とにかく揺れる恋心ってのが全然出てきてなくって、あらすじを淡々とこなしてるだけの印象。
※こ~言うことがありました↓
ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。
基本的には前述の通り完璧な幼馴染と、政府が選んだ金持ちイケメンのスーパー結婚相手との二人の間で揺れ動くヒロインのふつーの子。政府が選んだ人と末永く幸せに・・・という世界観があるので当然そっちに行くのが筋。ただ、とは言ってもねーという所が良いんでしょうが、なんだろうか?そもそもほとんど揺れ動かない。もしくは揺れ動いてるのが伝わってこない。
まずね、政府が選んだ相手に恋に落ちるのが早い。もう唐突にね。しかもその直前、幼馴染から告られていると言うのにだ。このへんがこの世界観のなせる技なのだろうか??そらイケメンで金持ちで確立何パー?を勝ち得たラッキーガールってのがあるし、ワクワク待っているという立ち位置というのもあるんでしょうけど、幼馴染とのあの状態の直後に、急に決められた相手にホイホイと心なびくのかね。
その点では現れたイケメン金持ちはちゃんと割り切った付き合い方してるんで許せるんですけど。
その後は基本その結婚相手と仲良しシーン&幼馴染は殆ど出てこない。的なのが続き、唐突にプロポーズ(まぁ、政府が選んだ結婚相手。ってのもあるけど)!
さらに唐突に病気発覚。ステージ3の脳腫瘍?実はイケメンは知ってたとか、彼女には言うな。とか、でも偶然(すぎるやろ)その場にいてて知っちゃった。とか。ん?いやちょっと待て。病院の院長室とかってもっとプライバシー的に防音だったりしないの?割と近くではあるものの聞こえるのかねぇ?
ちなみに、イケメン君と幼馴染くんは病気のことで喋っててヒロインのいいとことか注意点を感動的な音楽(音でかい)とともに伝える。お前に彼女のことは任せた的な感じでね。ちょっと泣かせに入る音楽がうるさくていまいち入ってこないよ。泣かせようとしてるんだろうけどさー。
ヒロインちゃんも幼馴染のこと知ってるけど知らんふりしてる。とか、クー。切ないぜ。とかそういった微妙な気持ちが全然伝わってこないまま、そのまま結婚式の段取りしたりして結婚式当日。
幼馴染こない(まぁ、予想はしてた)
外を眺めるヒロイン。そこへ現れるほぼ私服の新郎イケメン(あれ?)
「幼馴染の方いきーや。心決まってんねやろ」と、謎の後押し。
あまりにも唐突である。これが単なるイケメン君の思い過ごしだったらどうなっていることやら・・・。
更に言うと悩んで後押しされてやっと決断した後、空港まで・・・
走る!!!!
遠いって。タクシー使おうや。あと、華麗にウェディングドレスから普段着に着替えてましたが、そ~いうときは着の身着のまま。的な感じじゃないのかねぇ?
ちょっとだけ良かったのは結婚解消が発覚してイケメンのお父さん(病院の院長)が政府の人に向かってどー言うことやねん。と詰め寄ったときに「あくまで当人同士の意見ですので」と非常に杓子定規というか典型的な回答をしてたとこ。そこだけちょっとリアル??
ラストは空港で飛行機を待つ幼馴染くんに逆告白。やっぱり幼馴染の方を選んじゃうのは典型的なパターンなのでそこはま~いいんですけど、理由はつけてはいるものの単にイケメン君に言われるがままこっち来ちゃった感半端ない。
で、感動的な音楽が流れて(音量でかいけど)泣かせにかかりつつエンディング、で、軽快に福山雅治のカバーが流れつつ(これもいまいちあってない気がする。多分幼馴染くん、死んじゃうし)のアメリカでハッピーな時間を過ごす二人の映像のエンドロール。
で、その後ですわ。お墓の前にヒロイン。これはわかる。行きてたら嫌だもの。
そこへイケメン君登場。お墓の前で手を合わせ、一足先に立ち去ろうとするヒロインに向かってイケメン君。
「クレープ食べに行かないか?」
ナンパ??ここで??
という結末。幼馴染はどう思っているのかはよくわからないです。はい。
隠しテキストはここまでです。
イケメンは病院院長である親との葛藤があったりするシーンもなくはないけど非常にうすかったし、ヒロインに至ってはパパとのやりとりもないし(←これはいかがなものかと。たとえパパがココリコ遠藤くんだったとしても)、おじさん役のチュートリアルの徳井さんは豪快に変な標準語だし、友達とのあれこれにしても家族とのあれこれにしても非常に希薄。
ほぼ二人(3人って言うには途中から一気に幼馴染くんも登場しなくなったし)だけの空っぽの世界だったなぁ。
ラストの判断はまぁありがちなんで、そこまで「えー。それはない。」ということもなかったんですけど、なんか淡々とこなしてる感じがして全然入り込めず、最近特にちょっとしたポイントでも泣ける自信が出てきた(そんなんいらん?)僕ですが、これに関しては、なんかぼーっと見流してた感じが強いです。
これは見なくて良いタイプの「残念」でいいんじゃねーかなぁ。
※見るべき残念はいろいろあるので評価の「残念」は「見るべき残念」「見なくていい残念」に分けるべきなんだろうか??
追記:
タイトルの嘘と恋。「嘘」ってどのポイントだ??
キャッチコピーの「恋愛禁止という世界」も、別にそうじゃなかったぞ。