フィクサー Michael Clayton

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監督:トニー・ギルロイ
出演:シドニー・ポラック、ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン
時間:120分
公開:2007年
キャッチコピー:
【フィクサー】……弁護士事務所に所属する“もみ消しのプロ”。
男は、完璧に罪を消せるはずだった……。
ジャンル:
サスペンス犯罪ミステリー

コメント一覧

でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2008年09月27日 | 見た回数: 1回

相関関係が解るまでに結構時間が掛かった。後半になってからようやく全体像が見えてきた感じ。ただし前半も「話が解らなくて気持ち悪い」訳ではなく、「もやっとした気持ち」にさせるために意図的に分かり難くしているような気もする。解らないことがストレスにならず楽しめた。見るだけでちょっと満足できるジョージ・クルーニーの存在も大きいかも。宣伝文句の「巨大な陰謀」というほどの派手さはないけど、なかなかコンパクトで硬派で、程よい渋み。

字幕は「掃除屋」と書いて「フィクサー」のルビをふっていたけど、「掃除屋」とはニュアンスが違うような。掃除って後片付けだし。掃除屋らしいのは、どちらかというとトム・ウィルキンソンの部屋にこっそり忍び込み、ジョージ・クルーニーをつけ回す黒尽くめの男たちの方か。この映画で一番どきどきしたのは、彼らの手際のよさ。ジョージ・クルーニーは、ほとんど「仕事」のシーンがなく人間臭いキャラクタだったのに対し、こちらはいかにもプロフェッショナル! という感じで見ていて気持ちが良かった。そこが見どころって切ないけど。

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