ブラック・サンダーではない。あれはあれで美味しいがね。

面白いらしいということは聞いてたんで期待はしてたんですが、なかなかに古い映画なので見る機会を逸してたんですね。ついつい、新しい方に流れちゃってさ。

で、本作。期待してると肩透かしに合うこともあるんですが・・・。

冒頭から途中まで、慎重に伏線を張りつつ、テロ側、防ぐ側が静かに戦っていて見応えがある。特にテロ側目線のシーンも多くて、うーん。負の連鎖でこうなっちゃうのかなー。でも、その思想と海外は普通の人なんだよなー。などと珍しく社会的なことまで考えてしまうのだ。

で、ジャケットにもあるラストの方のスーパーボール・飛行船のシーンなんかはそれこそハラハラの連続で、えらくのめり込みましたよ。
ちょっと前に見た「ジャガーノート」の爆弾処理シーンも悪くなかったけど、それ以上に緊迫感のある30分
普段通りに開催されている華やかなイベントと、裏で行われているテロ対策とのコントラストが素敵でした。

どうしても古い映画なので、特撮シーンは見劣りするものの、うん。これはストーリーにしても絵にしても文句なしの「おすすめ」でいいんじゃないかなぁ。