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シャイン SHINE
画像表示切り替え監督: | スコット・ヒックス |
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出演: | ジェフリー・ラッシュ、アーミン・ミューラー=スタール |
時間: | 105分 |
公開: | 1995年 |
ジャンル: ドラマ |
コメント一覧
でべ | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2018年09月12日 | 見た回数: 1回
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2014年01月16日 | 見た回数: 2回
2014年一本目の映画がこれってのも不思議なチョイスですが・・・昔(まだ学生時代)、極私的ピアニスト祭りで「船の上のピアニスト」とかと一緒に見たとおもうんですが、初回見た印象は
「ラフマニノフ怖い。以上。」
で、今回改めて見てみましたが、初回より良く感じたのはこれまた大人になったせいなんですかねー。以前と比べて大きく変わったのは明らかに父親目線で話を見てる時が多くなってたこと。やな父親だなー。くらいにしか思ってなかった初回に比べると明らかに、反面教師ながらもこーいうかん字がわからんでもないぞ。むむ。気をつけねば!みたいな部分もあってですね。なんとも微妙な気分でした。
前半の父親やクラシック界の重圧的なプレッシャーと、そこから壊れてからの開放感も味わえたし、主人公の彼が急に超絶技巧のピアノテクで冗談半分に聞いてた客の度肝を抜くとことかも気持ちがよろしい。
できれば最後のほうでの父と子の相互理解っちゅう僕の好きなテーマとかが絡んでたらさらに評価高まったんでしょうが、そうなるとちょっと狙い過ぎになってしまうのかなぁ。あのやはり分かり合えた感じのない別れ。の方が良いのかもしれなですな。
あと、そうそう。やっぱり「ラフマニノフ怖い」は払拭されず。ピアノの美しさとか以前に自分では弾かないし弾けないにも関わらずです。まぁ、聞くぶんにはいいんでしょうが、そもそもクラシックを鑑賞するなんて僕にはちょっとまだ高尚すぎる気もするしねぇ。
空を仰ぐジェフリー・ラッシュのジャケットが印象深いけど、初見。
冒頭、カフェに迷い込んできたデイヴィッドを、トニーとシルヴィアがすんなりと受け入れてくれるところでずいぶんほっとした(ああいうシーンは緊張してしまう)。おかげでそこから始まる、幼少期の物語もあまり苦しまずにすんだ(『リトル・ダンサー』はその点つらかった)。
終盤、お父さんが訪ねてくるシーンでの、ヴァイオリンの話の丞二の深読みが印象的なのだけど、ここに書くのはヤボなので、忘れたら改めて聞く。
ヘルフゴットさん、まだご存命なんですね(2018年現在)。