最強のふたり Intouchables
画像表示切り替え監督: | エリック・トレダノオリヴィエ・ナカシュ |
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出演: | フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、オドレイ・フルーロ、アンヌ・ル・ニ |
時間: | 113分 |
公開: | 2012年 |
キャッチコピー: さぁ、人生に繰り出そう。 | |
ジャンル: コメディ、ドラマ、実話 |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2016年05月18日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2015年02月24日 | 見た回数: 1回
視聴日は適当です。この数ヶ月はあまりに忙しくてほとんど映画を見ていませんでした。久しぶりにみたのですが、日付を忘れてしまいました。
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主人公の片割れ、黒人の男子が気持ちよいくらい障害者の扱いについて無知なんですね。無知というか、特別扱いがない。
ひょんな縁から、パラグライダで頸損になった富豪の介助をするのだけど、
フィリップ:チョコをくれ。
ドリス:だめだ。
フィリップ:?
ドリス:このチョコは健常者用だ。……ぶわっはっは、今のジョーク最高だろう? 「このチョコは健常者用だ」だって。お前しか聞いてないのが残念だよ!
という調子。
でも、フィリップからすると、特別扱いがないのが、ほんとうにうれしい。全部が全部そういう人ばっかりではないだろうけど、とにかく彼はそう。
この映画を見た人のうち、結構たくさんの人が感じる感想だと思うけど、まあ、このあたりが印象に残りました。
でべ | 簡易評価: おすすめ | 見た日: | 見た回数: 1回
実話ベースの典型的なハートウォーミングストーリーなので、「おおむねこんなものだろう」と安めに見積っておいたら、主役のふたりがとてもチャーミングで、それだけでも見ていて楽しい映画でした。大富豪の白人(笑顔がダスティン・ホフマン似)と貧困層の黒人青年というこれまた典型的な組み合わせも、いつも見てる映画(つまりたぶんアメリカ映画で「最高の人生の見つけ方」みたいなもの)のステレオタイプな演出からすこし外れて、落ち着いていて静かに優しくちょっと物悲しい独特の雰囲気が良かったように思います。ふいにひやっとする瞬間があったり。これ、フランス映画だからと言ってしまって良いものかしらんと、フランス映画を見るたび悩むのですが。
歳の離れた白人と黒人・・・ということで「小説家を見つけたら」と立ち位置こそかぶるんですが、遥かにこちらのほうが爽快で気持ちがよろしい。
フランス映画に苦手意識のある僕ですが、正直フランス云々は言葉以外全然感じませんでしたね。
「オススメ」作品。
とてもいいじゃないか。主役のオマール・シーがこれまたカラッと気持ちの良い青年で、媚びず悪びれずかと言って自分の価値観をムリに押し付けるというでもない絶妙な立ち位置。
障がい者を扱う作品って、見てるこちらが勝手に意識して身構えちゃうってのもあるんですが、それもあって例えば先日柴田さんに紹介してもらった障がい者プロレスの映画だってカッチョイイけど多分見ない。という判定
だったんですよ。
なんだったら笑いのネタにしちゃうような彼の行動や態度。こっちのほうが僕の好みなのですが、表立ってなんとなく言いがたいというかなんというか。
まぁ、とにもかくにもすんごく良かったのだ!
※ちなみに障がい者の害の字がひらがななのはIMEのなせる技。って、そ~いうの言い訳させてくるあたりが苦手なんですってば。