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柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2013年06月23日 | 見た回数: 2回
町家スタジオで仕事をしていた頃──ホントに最初の頃は、陰下さん(当時、永井さん)と二人で、ぼちぼち働いていて、なんとなく続いていた。
ちょっと足を伸ばして大学に行くと、中尾研究室があったり、近所にはユズルさんの事務所もあったり、丞二や齋藤のうちがあったりした。
結婚して間もない頃で、長女もまだ小さかった。
仕事にいっても、友達の家にいっても、家でも、思い返すと変わらない日々が続いていたと思える。
* * *
今はどうだろう。
会社の仲間は増え、友達の家は引っ越し、自分の家では子供も増えた。
会社では相変わらず、仕事をし、石田さんやみんなと馬鹿話をし、まるでこれでは玩具の兵隊、まるでこれでは、毎日日曜。
そうそう、「毎日日曜みたい」とでべちゃんに話したのはいつのことだったか。これはもしかすると「プレザントヴィルみたい」ということだったのか。
しかし、零細企業だから常に不安はつきまとい、子供が増えたらのぐちの苦労も増え、僕の友人たちも、能天気に幸せな訳ではない。
さきほど、10年前を「変わらない日々が続いていたと思える」と書いたけど、本当はちがう。むかしから起伏に富んだ毎日だったのだ。
映画の感想のような、ぜんぜん違うような話だけど、なんとなくみている間、そんなことを考えたので。
ところで、本作の邦題は、邦題なのにカタカナ(英語)という、典型的な劣化パターンなのだけど、本作については、僕は邦題も悪くないな、と思うのです。
プレザントヴィルという街の名前は、その名前だけで意味のある名前なので、よいのだけど、色恋、怒り、愛情、悲しみといった心の動きが、色の発露につながることを、簡単な言葉で、うまく表した邦題だと思うので。
本作をみた理由は、じつはJ・T・ウォルシュだったのです。たしか彼が悪役だったよなあと思ってみたのだけれど、本作もスタッフロールの最後で、彼に献じられていました。愛された悪役だったのだなあと思います。
映像もきれいだし、お話もすてきだし、役者もいいしで、文句なしのおすすめ映画です。
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町家スタジオで仕事をしていた頃──ホントに最初の頃は、陰下さん(当時、永井さん)と二人で、ぼちぼち働いていて、なんとなく続いていた。
ちょっと足を伸ばして大学に行くと、中尾研究室があったり、近所にはユズルさんの事務所もあったり、丞二や齋藤のうちがあったりした。
結婚して間もない頃で、長女もまだ小さかった。
仕事にいっても、友達の家にいっても、家でも、思い返すと変わらない日々が続いていたと思える。
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今はどうだろう。
会社の仲間は増え、友達の家は引っ越し、自分の家では子供も増えた。
会社では相変わらず、仕事をし、石田さんやみんなと馬鹿話をし、まるでこれでは玩具の兵隊、まるでこれでは、毎日日曜。
そうそう、「毎日日曜みたい」とでべちゃんに話したのはいつのことだったか。これはもしかすると「プレザントヴィルみたい」ということだったのか。
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しかし、零細企業だから常に不安はつきまとい、子供が増えたらのぐちの苦労も増え、僕の友人たちも、能天気に幸せな訳ではない。
さきほど、10年前を「変わらない日々が続いていたと思える」と書いたけど、本当はちがう。むかしから起伏に富んだ毎日だったのだ。
映画の感想のような、ぜんぜん違うような話だけど、なんとなくみている間、そんなことを考えたので。
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ところで、本作の邦題は、邦題なのにカタカナ(英語)という、典型的な劣化パターンなのだけど、本作については、僕は邦題も悪くないな、と思うのです。
プレザントヴィルという街の名前は、その名前だけで意味のある名前なので、よいのだけど、色恋、怒り、愛情、悲しみといった心の動きが、色の発露につながることを、簡単な言葉で、うまく表した邦題だと思うので。
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本作をみた理由は、じつはJ・T・ウォルシュだったのです。たしか彼が悪役だったよなあと思ってみたのだけれど、本作もスタッフロールの最後で、彼に献じられていました。愛された悪役だったのだなあと思います。
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映像もきれいだし、お話もすてきだし、役者もいいしで、文句なしのおすすめ映画です。