惑星ソラリス SOLARIS

画像表示切り替え

Amazon で 惑星ソラリス を買う

監督:アンドレイ・タルコフスキー
出演:ナタリア・ボンダルチュク、ドナータス・バニオニス、ユーリー・ヤルヴェト
時間:160分
公開:1972年
キャッチコピー:
謎の惑星『ソラリス』とは…? そこには不思議な姿の生命が存在し その豊かな海は理性を持つ有機体と判明! これらの謎に挑むモスクワの近代科学陣が 宇宙船で軌道ステーションに出発する!
ジャンル:
SF

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2012年12月16日 | 見た回数: 2回

つーわけで「ソラリス」に引き続き今度は本家を勝負(といっても原作本じゃないけど)。前半はやっぱりかなり眠たい。勝負は宇宙船についてからですが、30分以上だらり~んと魅せられて、やっぱり眠い映画だったか。と再確認。

にもかかわらずなんでしょ?この引きこまれる感じ。

前は「なんかすごーい。」という印象こそ受けていたものの、正直なんやよーわかってなかったんですね。そもそも、「スター・ウォーズ」に始まり、ハリウッドSFで鍛えられてきた僕なので、初めて今作を見た時にもあーいうテイストを求めていて、で、そこに全く分けの分からない素材を投げ込まれたんで、おぉ、なんかすごい。という反面「???」がふわふわと舞っていたのですが、今回そのよくわからない部分がキレイに整理されて本来の面白さがわかったというかなんというか。

「あー、なるほど、こりゃすごいわい。ほえー。そこでそーくる?」などと後半までどっぷりと引きずり込まれ、最後の最後でもうひと山落ちを付けて全体をひっくり返す大盤振る舞い。

いや、「ソラリス」自体が悪い作品じゃないとは思いますよ。ただ、なるほどこれと比べるとあまりにもストレートで単純。わかりやすいし、話の不思議さもなく(ある?)一般受けはあちらのほうがするんでしょうが、こちらを好きな人からはけなされるのも納得ですな。

正直ボクもこっちを先に見て、リメイク版をあとから見たら、うーん。なんか全然リメイクしてないやん。とか偉ぶってケナしちゃうかもなー。とか思ってしまいました。

てなわけで、全面的におすすめできる作品ではないし、前半正直だるい。でも、とっても面白かったんで、「オススメ」です。

リンク