三国志英傑伝 関羽 関雲長
画像表示切り替え監督: | アラン・マックフェリックス・チョン |
---|---|
出演: | ドニー・イェン、チアン・ウェン、スン・リー、アンディ・オン |
時間: | 110分 |
公開: | 2011年 |
キャッチコピー: 男なら「義」に生きろ!! | |
ジャンル: アクション、歴史もの、ドラマ |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2017年04月05日 | 見た回数: 2回
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2012年09月21日 | 見た回数: 1回
こちらの主人公は関羽さん。三国志の登場人物の中で唯一(他にもいるかも)、神格化されて祀られちゃったりするエライ人。蒼天航路(マンガ)でもえらくすごい人に描かれております。
この映画では、これまた三国志の一部分。「レッドクリフ Part I」よりも前のお話ですね。曹操に捕まって、厚遇され、でもってそれでも主君のもとに馳せ参じるべく関所を一人でバッサバッサと、まるでゲームのように通過していくくだりですね。
関羽さんはちょっと線が細いのとあと背がちっちゃいなぁ。といういんしょう。これはどうしても厳しいのかなぁ。イメージからすると前に見た2作品「レッドクリフ Part I」」「三国志」のほうが雰囲気があって良いんですが、アスリート的にはものすごい動けて半端無く強い。まさにゲーム。若干やり過ぎな面もあって、その辺はマイナスではあるものの強さアピールは満点でした。
が、今作に関しては曹操の大人物感がとても出ていて、こちらの方に目が行きますね。蒼天航路(こればっかだな)の人物像に近いというかなんというか。全方面に才能があり、人間的な魅力もあり、とっても素敵なおじさま。
また、(多分)張遼もこれまた雰囲気のあるかっちょいい武人でしたんで、その当たり、あー、いい雰囲気だなぁ。と。
話は取り立てて面白いってもんでもないし、関羽の恋物語なんて別段興味もない。史実にも物語にもない、オリジナルなストーリーもちょっといただけない。んだけど、絵的にはとてもかっちょよかったです。
というわけで、三国志祭りのシメの今作ですが・・・うーん。これ全般的に言えることなんですが、かっちょいいとこはどの作品にもあるんですが、イマイチなところはどうしても出てきちゃいますね。やっぱりそれぞれが持ってる世界があって、それに合致する作品ってのは自分で作らないとなかなかないねぇ。ってことかな。
今作も、まあまあ。です。はい。
※ドラマ版の三国志って言うのがあって、かなり丁寧に6部くらい作られてるっぽいんですが、はてさて、これってどうなんでしょうかねー?キャラクターデザイン(というか配役)は結構イメージ通りなんですけど。いつか見れたら見てみたいなぁ。
前回と違って今回はちゃんとドニー・イェンを意識してみたので、さすがの身体能力を堪能させてもらいました。
強いなー。かっちょいいなー。さすが宇宙最強だなぁ。
ただ、関羽という人物に関しては、なんだかんだで神様的な大人物かと言われると、ちょっと怪しい。若干人間臭いかなー。この作品以降にどんどんと神格化されていくのかもしれないけどね。
あと、これは前回書いたことですが、ウム。やはり「曹操。恐ろしい子」というのがとっても出てますね。とかく偽悪的に振る舞ってますが大人物感が良いじゃないですか。
ということで、三国志オタク以外の純粋にアクション映画として楽しめる一本やと思います。全然三国志知らないと若干厳しいかもしれないけど、ちょっとだけかじってて、ほんわか知ってるくらいだったら大丈夫じゃないかな。