DOG×POLICE 純白の絆

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監督:七高剛
出演:市原隼人、戸田恵梨香
時間:104分
公開:2011年
キャッチコピー:
それは、最高の装備か、真実の絆か。
ジャンル:
アクションサスペンス動物

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2012年08月07日 | 見た回数: 1回

市原くんが主演の暑いドラマときたらパターンは読めるというもの。主演は違うけどやってることは「海猿」といっしょやし、何でしょう。昔見た「K-9」とも似てる気がする。というかそのままか。

というわけで、警察犬(警備犬?←役割が違うらしい)のアルビノなシロという犬と、市原くんが成長して事件解決。やったぜ!みたいなお話です。

途中まではそんなに悪いもんじゃない。

ちょっと熱苦しいというか、熱血青年な若い警官が異動で畑違いな部署に飛ばされつつも、いつしか順応してく様とか犬との成長物語は悪くはないのですな。もともとそーいうのは嫌いじゃないんで一人ニヤニヤしながら電車で見てました。端から見てたらさぞや気持ちの悪かったことでしょう。
多分恋に落ちるだろう同期の先輩トレーナーのツンケンぶりもパターンと思えば許せるというもの。

ただ、後半の事件解決。犯人との対決のくだりがちょっといただけない。とりあえず爆破したいだけ。火薬使いたい(それもCGですが)だけ。みたいなね。

警察ものなので魅力的な犯罪者が登場してそれを解決してもらいたいところなんですが、犯人側が魅力的じゃない上に扱いがぞんざいで、そもそもなんであんなことしてんだかぜんぜん伝わってこないしさ。

その犯人に引きづられるかのように話もへんてこな方向に行っちゃうしねぇ(こっから一応ネタバレモードオン)

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

・犬にバレないよう爆弾は匂いが漏れないように液体に入れた爆弾を制作。が、電気系統むき出しのままドポンといれちゃったけどちゃんと爆発するんかな?(しかもすぐバレる)

・スティーブン・ジャブス来日講演が行われるショッピングモール。
多分あの人。ですがスーパーの営業してる芸人的な扱いだな。

・主人公は、時間がないからといって、ガバっと爆弾を抱え、人ごみの中を暴走。揺れたら爆発したりとか・・・。

・犯人の秘密アジトは地下鉄の資材置き場。
行き方。ホームから電車が来ていないことを確認して、線路に降りる。で線路沿いに100mほど歩くとあるけど、よい子も悪い子も危ないから真似すんなヨ!

ちなみに、線路に降りた段階で防犯カメラとかに写ってると思うんですが今までどうやって出入りしてたんでしょうかねぇ?別の出入り口がある?にしても結構色々とコーディネイトされてたんで線路点検時とかに見つからないものなのかな…あ、そうでした。「交渉人 真下正義」によると、電車ですら隠れることができるくらい複雑なんでしたっけかね。

・なんだかんだで主人公もヒロインも、さらには犬も優良血統な2世。
そういやどっかで「日本のマンガの主人公は結局優れた血統の人物」みたいな記事を読んだぞ。

・鉄骨数本に足を潰され、動けなくなっていたはずなのに、助けるときにはなぜか1本になっていた鉄骨を、細い棒をコテに助け出すヒロイン。お、ちからもち。
さらに両足骨折のはずなのに、いざというときは肩借りるだけで爆発会場からトコトコ歩ける。

・爆発まで残り2〜3分から時間を操り10分以上。らくらく逃亡かとおもいきや、距離も伸びていたようで爆風が地下鉄構内を吹き荒れる。アジトに入るには5分ほどで入れるが、出るときは30分ぐらいかかる。しかも、地下鉄ホームの描写がないってことは、さらに1時間くらい歩くのではないだろうかと思われるほどの激しい爆発でしたね。

・最後、ツンデレ具合を引き締めるヒロインと主人公のお約束。

隠しテキストはここまでです。

なんだかんだで前半こそ別段悪くはなかったし、シロはカワイイ。後半だってとんでもな展開の連続な後半ですが、それでもポンポンとテンポよく事件やらなんやらが起こって、あらゆるところを振り替えさせない演出はうまいかと。

ということで、まぁ、「終わり悪けりゃ全てダメ」という格言もあるんですが、それなりに(いろんな意味で)楽しく見れたので、「イマイチ」に格上げです。

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