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パニッシャー・ウォーゾーン Punisher WarZone
画像表示切り替え監督: | レクシー・アレキサンダー |
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出演: | レイ・スティーヴンソン、ドミニク・ウェスト、ジュリー・ベンツ、ダグ・ハッチソン、コリン・サーモン |
時間: | 103分 |
公開: | 2009年 |
キャッチコピー: 孤高の人間断頭台!問答無用! 完全破壊! | |
ジャンル: アクション、サスペンス、アメコミ |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2012年06月01日 | 見た回数: 1回
ジョーカーをベースにつくられたんじゃないかと思う今回の敵「ジグソウ」。姿形こそイメージしてるんでしょうが、あちらと比べると明らかに悪役のスケール感の乏しさが際立ちます。これは、前作のトラボルタと比較してもやっぱり小物感が・・・。
とにかく、何するかわからない。という怖さもなければ、超法規的な存在でもない。あと、ジグソウて・・・たぶん「ソウ」より新しい作品だと思うんですが、原作の関係上、帰るわけにはいかなかったのかなぁ?
アメコミ特有の主人公の苦悩も描いてはいるもののイマイチ伝わってこず、「なんでそんなにへこんで引退しようとしてるのか?たまたま警官を死なせちゃったから?もっとえぐい事いっぱいしてるやろーに。」とか思ってしまって、全然感情移入も出来ない。
もう一方でパニッシャーを追う警官はもうちょっと話をオモシロクできたんじゃないかとも思うんですが、結局のところ、特に活躍するでもなくオネンネ。で、最終的には和解??
法で裁けない悪者をやっつけるぜ。と言う爽快感とかがあるとまた違ったかもしれないんですが、その感じも特にはないんだなぁ。
前作「パニッシャー」はトラボルタの役どころが警察の手の届かない印象を与えていたんですが、単に今作のジグソウは悪者で、警察がちゃんと働いていないだけ・・・と言う印象やし。
さらに言うと、やっつけ方もなんか物量でグチャっとやって打ちまくるだけで、策略とか頭を使うとか、仲間割れを誘発・・・とかその辺も前作よりちょっと劣っている印象。
冒頭の天井から降りてきて回転しながら銃をぶっ放して片っ端から撃ちまくるという演出こそちょっと渋いじゃないか。とか思ったんですが、ちょっとそれからの盛り上がりには欠けてるかなぁ。
そこまで。悪い作品ではないとも思うんやけどどうも乗り切れなかった(グロさに負けたせいかな?)んで、個人的にはイマイチでした。。