政治に対するツッコミや革命だのなんだのは面白かったですよ、おぉ、制圧しとるのぉ。というのを傍で見てる分には、現実も実はそんな感じであっさりできちゃうんじゃないだろうか？みたいな妄想も抱きつつ。

ただ、岡田君含めSPのSPらしさというかスーパーな職人技という点ではもうちょっとなんかないのかなぁ。スーパーな、というのは人間離れしたあーいう岡田君の予知能力とかじゃなくてさ、格闘技にせよトラップにせよ、そ～いうプロの行動を見たかったりするわけで、確かにその点で言うと格闘技も見せてくれたし、チームプレーやトリックなども見れたんですが、あと一歩。あと一歩なんですよねー。

ドラマパートの色々と官僚の方々や政治家さんたちなどが裏で画策してたりするとこがちょっと分断しちゃってもったいなかったかなぁ。これはこれで悪くはないんだけど、完璧な計画と行動に対してどう立ち向かってくか・・・みたいなね。

とはいえ、ドラマ上がりとしてはまぁ、良かったほうなんじゃないのかな？ちょっと甘いっ評価ですが。

堤さんはけっこう印象の良い役者さんで、「フライ,ダディ,フライ」や「ALWAYS 三丁目の夕日」なんかでも格好いいなあと思ってたのですが、本シリーズでは、夫婦共通の感想ですが、なんだか滑舌が悪く見えるのです。でも、映画後半の本作くらいになってくると、見せ場が多いこともあって、格好よさが戻ってきててよかったです。

前作に比べても盛り上がるところはそれなりに盛り上がるし、香川照之さんもいいかんじだし、なかなか楽しかったです。

＊　＊　＊

ちょっと加筆。

全編を通してなんですが、岡田くんが結構動き回ります。

高校のときに体育で習ったので覚えているのですが、柔道の技とか、けっこうさくさく出てくるのです。きっと一所懸命練習なさったんでしょうね。