実写化祭りも後半戦（ちょっと飽きてきた）。今回はあまりメジャーじゃない漫画の実写化。「クロサギ」です。漫画は何冊か読んだことはあるんですが、なかなかに為になる（ならへんってば）お話で面白かった印象。

ドラマ版は数話のみの視聴で終了。だってなんか違うんだもの。別に山ピーが嫌いなわけでもないし、笑わないからって堀北真希ちゃんを否定してるわけでもない。可愛けりゃいいわけですし。ですが、なんというかマンガの雰囲気からするとちょっとアイドルドラマだなぁ。と思えたのでね。別に山Pが嫌いなわけでもないし、笑わないからって堀北真希ちゃんを毛嫌してるわけでもないんですが、なんというかマンガの雰囲気からするとちょっとアイドルドラマだなぁ。と思えたのでね。

で、その映画版なわけですが、うーむ。まぁこれまた微妙な位置づけ。amazonレビューほど目くじらたてて批判するほどのもんでもないし、かといって良い作品かって言われると、いやいや、それはない。と答えてしまう。

無口で不遜な青年役の山ピーは、まぁ、漫画の主人公黒崎くんを演じるに当たってに違和感は別にない。堀北真希ちゃんはストーリー上は不要ですが、まぁ可愛けりゃって感じだし、その他、為になる詐欺行為もわかるし（もしかすると「ミナミの帝王」とかのが為になる？）そこまでケナすこともない。

ただ、なんというか話の筋にムダがありすぎる気がしてしょうがない。

・ヒロインですが堀北真希ちゃんのパートは必要ですか？
・ジュリアス・シーザーのくだりとかって必要ですか？
・桂木（悪いエライ人）の過去ってそんなに出すほど必要ですか？
・モロ黒幕ってわかる鶴瓶さんってあーいう扱いで出すべきですか？
・エンディングの歌でアイドル映画館が増してませんか？
etc

もうちょっとコンパクトに詐欺と詐欺のぶつかり合いに焦点を当ててくれりゃ良かったんですが、どーもテンポが悪い。また、この話自体の原作がどうなのか知らないんですが、下手なエレベーターアクション（そんなゲームあったね）も別にいらないんだけどなー。

ラストはラストで、取り立てて盛り上がるでもなく、おぉ、そうきたか。と膝を打つような詐欺の手口・大どんでん返しがあるわけでもなく、ただだらだらと話しが展開して、フツーに終わるだけ。もっとうまく見せれば、それなりになりそうなんだけどなぁ。という印象がただただ残りました。

マンガをかすった程度の僕からすると、ちと説明不足なごく普通のテレビ局主導アイドル映画に過ぎないかねぇって感じです。はい。