とりたてて言うこともないんですが、とにかくお金は怖いなぁ。と、ヤミ金も怖いなぁ。とか、しみじみ思ったなり。

基本的には一回目見た時から取り立てて新たな発見もあったわけじゃないです。はい。まぁ、矢部京介さんのキャラはなかなかステキなのと、山田孝之がアンチ・ヒーローなのにかっちょいいとか、それくらいですかね。

「ナニワ金融道」とか「ミナミの帝王」だとか、お金にまつわるネタで作品を作っちゃうってのはひとつのパターンな気がします。地味に裏稼業でありながら結構その辺に存在してるものとして馴染み深くはないけど、実態知らん。みたいなね。
映画部だと「クロサギ」とかはその辺のものかな？

そんな中での本作、ヤミ金です。正直お金は怖いなぁ。

林遣都くん演じる今どき（今もいるのかな？）のやれネットワークだ、やれ、人脈だ、とか言いながらイベントやってる兄ちゃんに振りかかる恐怖の攻撃。
本人こそ、ウシジマさんとこで借りたわけじゃないものの債権回収みたいな感じで権利買われたら一緒で、変われた金利やらなんやらがのしかかってきて、やっぱり恐ろしかとですよ。
こんなの見せられたら、誰が借りるんだろうか・・・とは思うものの、そのお金に追い詰められてるさまを見せられると、あー、こうなったら一瞬借りて・・・というのもわからんではない感じだったんで、それを感じた自分がまた怖い。

ということで、それなりに面白かったんですが、んー。多分これ、漫画原作やドラマとかから入って、映画見た人はイマイチに感じるんじゃないかなぁ？とも思いました。
いやね、それがどんなもんなのかはわからないんですが、あくまでウシジマさんたちのキャラ設定有りきで作られてるんで、その辺の見せ方はあんまりなくて、転落過程をただただ見せられてるんでちょっと楽しみきれたかどうかは疑問なのだな。

まぁ、マンガかドラマかを見てもいいかなぁ。とは思ったので、順番的には逆ですが導入としてはありなのかもね。