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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世記 NIGHT OF THE LIVING DEAD
画像表示切り替え監督: | トム・サヴィーニ |
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出演: | トニー・トッド、パトリシア・トールマン |
時間: | 90分 |
公開: | 1990年 |
ジャンル: ホラー、リメイク |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2024年05月26日 | 見た回数: とてもたくさん
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年09月10日 | 見た回数: たくさん
1000件を目前にして、部長が足すととたんにコメディが増える映画部ですが、映画部のホラー担当として、がんばってみました。
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20年の時を経て、前作の監督、ジョージ・A・ロメロを制作に据えてのリメイクです。
しきり役の黒人、嫌なおっさん、協力的だけどちょっと頼りないカップルなど、ほぼ内容を踏襲しつつも、大きく変わったのはヒロイン、バーバラの役どころです。
「エイリアン」(79年)で戦う女性が完全に市民権を得たこともあり、ちょっとリュック・ベッソンごのみっぽい細っこいタンクトップ美女がライフルや拳銃で次から次へとゾンビを倒してゆきます。
バーバラが「ゾンビは頭を撃たないと死なない」ということを証明するために、実験対象になる痩せっぽちのゾンビは、メイキングによれば、トム・サヴィーニがのっていたタクシーの運転手さんだそうですが、冗談のような不気味な動きでかなり印象に残ります。なんだかクネクネしているのです。
ゾンビたちは緩慢な動きの低い知能の典型的ゾンビ。意外にゴアシーンは少なめで実は初心者向けなんじゃないかな。
やっぱり僕は本作に関してはリメイクの方が好きだということを再確認しました :-)
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翌日、娘たちと一緒に吹き替え版で見ました。
メイキングでは、「“ゾンビ”という言葉を使わないように注意したよ」と言ってたんだけど、吹き替え版だと使いまくりなんですねー。べつに非難ではないのですが、ちょっと気になったので。
下の娘(次女(中1))が大きくなってきたので視聴。
家屋に押し入ってきたゾンビを、バーバラが撃ち殺すが、「その人は近所のホニャララさんなのよ!」と、別の女性が非難をする場面があります。
長女(19)がこのシーンを見て、ホラー映画におけるステロタイプとして、「状況をうまく飲み込まず、展開に逆らう動きをする人物」として不快を表明するのだけど、次女は「あれは、あの時点では死者と認識できていなくてもおかしくない(つまり、ホニャララさんなのよ!という非難は妥当)」と抗弁。それぞれ論陣を展開するのだけど、まあ、大きくなったなあ、と思いました。