MW-ムウ-

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監督:岩本仁志
出演:玉木宏、山田孝之
時間:129分
公開:2009年
キャッチコピー:
世界を変えるのは、 破壊か、 祈りか。
ジャンル:
マンガ・アニメの実写化

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年05月26日 | 見た回数: 1回

邦画にしては珍しいダークヒーロー。ただし原作あり(読んでないけど)なので、偉いのは手塚治虫ってとこでしょうか。
テーマも舞台も違うし、作品のテイストも違うんで単純な比較とはならないですが、同じ手塚作品の「どろろ」なんかと比べると割ともうちょっと力を入れて作っている感があります。
ん?「どろろ」制作委員会の皆さんごめんなさい。僕残念映画愛好家からすると「よかったのはテーマ曲のミスチルの曲だけだね」と言い切れる、とても希少価値のある一本ですよ。

さてさて、まず玉木宏演じる結城がよかった。あまり血の気が多い感じがしない彼はこういう冷酷な殺人者役が様になりますね。海外だったらレクター博士だったりジグソウだったりといいダークヒーローがたくさんいるんですが、邦画だとぱっと思いつかないですよね。原作無視して、彼をベースにダークヒーローな話をシリーズで作ってくれてもいいなぁ。

でも、全体的に盛り上がりが一番最初の追走劇だったこと。その盛り上がりからだんだんペースダウンして、次に盛り上がるべきラストが今一歩盛り上がらなかったのは残念でした。
また、ラストの○○強奪のシーンのくだり。「さぁ、とりにいくぜ!」と乗り込んだ次のシーンでは・・・すでに強奪完了。いやいや、そこは高い知能でさらりと奪って行くという、彼の見せ場でしょ。そこ削ってどうする?(原作にないから?)

とはいえまぁ、若干、どっかで見たような絵だなー。というのも多いんですが、なんだかんだで楽しませてもらいました。原作知ってると全然違う評価になったりするのかな。