プロパガンダ映画？イヤまーそういうふうに取る人もいるかも知んないですけど、いいんじゃないかなー。
ちょうど東京オリンピック前くらいの作品やと思うんですけど、コロナの影響で「オリンピックするのん？今？そーいう時じゃないやろ」みたいな空気感もあって、それを言ってる人らの考えもわからんでもないし否定する気はないんですけど、いやいや、そんなこたーない。そのために頑張ってる人の舞台を奪ってどーすんだ？とか思ってたクチなのでね。

事実ベースの感動スポ根者なんて好物出されたら、逆によっぽどじゃないと駄目だししちゃうとこもあってあれなんですが、結構良かったです。

原田が飛ぶ時に「落ちろ」って思っちゃうのをしっかり出してるとことか、みんな一丸となって大会盛り上げよーぜ。俺達裏方だけど。っていう中で、なんでこんなとこでやってなあかんねん。とか美談だけじゃない黒いところもしっかり見せてたしね。
あと、オリンピック委員会（かな？）の、日本調子いいし地元だけど終わらしちゃおっか。ミスってるし、チャンスだ。そのまま終わらせちゃおうぜ。みたいな悪意というかやらしさとかもよかった。
※事実は知らない。けど、なんとなく勝ってる人に不利なこと結構起こりますよね。ジャンプ競技。スキー板の基準変えられちゃう。だとかさ。

唯一の女子テストジャンパーは本名じゃなかったらしい（別に本名でいいと思うんやけど、実際その後女子ジャンプ界を引っ張っていただいた方なのに。本人がアウトって言ってるならしょうがないんやけど）。だとか、土屋太鳳の奥さん役のこがなんかちょっと作り過ぎで逆に違和感。みたいな気になるとこもなくはなかったけど、怪我後のリハビリだとか、選考に落ちた時の心境だとかちゃんとしててそういう点も評価しちゃいます。