AVA/エヴァ AVA

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監督:テイト・テイラー
出演:ジェシカ・チャステイン、コモン、ジョン・マルコヴィッチ、コリン・ファレル
時間:97分
公開:2020年
ジャンル:
アクションスパイ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2023年07月31日 | 見た回数: 1回

ANNA/アナ」つながりで女性スパイで名前的なね。そんなん多いんですけど、主役がなんといってもあの怖いお姉さんなのでさぞや強い・・・いや、強いんだけどさ、そこまで圧倒的で完璧かと言われるとそうでもないような気がする。

凄腕スパイ感はあって暗殺の手管とかもそれっぽくて若干現実離れしたようにバスバス殺しまくって切り抜けるANNAと比べると若干もったりしてる。これこそリアル?んー。あまりにも現実離れしちゃうと荒れだけど、あまりにもリアルすぎてもな~。
その点でのANNAは程よい現実離れ感とリアルさ加減のバランスがよろしい。一方今作のジェシカ・チャスティンのAVAである。あまりにも現実味がありすぎてドラマパートとか安っぽいアメリカンドラマな感じがプンプン。妹との三角関係とかもなんか凄腕スパイとしてはサラッと解決しといて欲しいとコナンだけど、ただただジメジメどろどろしてるだけだし、アクションシーンのキレの悪さというか重さも引っかかる。これが「エージェント・マロリー」くらいもったりしててもパワーは本物。という感じがあればまた違ったんでしょうけど、走り方とか格闘シーンとかいちいち体が重たいんだな。

気になる組織側もジョン・ウィックのコンチネンタルくらいのスケール感や、それこそスペクターくらいのボリュームもありゃ、さて、続編はどうなるんだ?とかなるんだけど、今作の組織に関してはジョン・マルコヴィッチとコリン・ファレル(久々やな)の二人がトップとしてでてくるけど、更に上の組織自体のスケール感がなくってこれまた続編(やろうと思えばできるだろうけど)もできないんじゃないかなー。とか思っちゃう。ジョン・マルコヴィッチとかかっちょよかったけどね。

てなわけで、ちょっと物足りない。
個人的にチャスティンねーさんに関してはこの手のドラマもアクションせずに操る側ででてたほうがらしさが出るんじゃないかなー。とか思うんだ。でもそれだとじみすぎて映画にならんのかなー。