僕は結構スポーツ選手のドキュメンタリー系を見てることが多いんですけど、やっぱり彼は別格だなー。エミール・クストリッツァ作の「マラドーナ」よりこっちのほうが面白かったかもしれない。あっちのほうが彼に近い状態でとってたというのもわかるんだけどね。

が、ドキュメンタリー映画としては十分に楽しめますよね。特にスポーツ選手たるもの、その名シーンがいっぱい流れてくれると嬉しい。ぱっとしなかった（いや、してたけど）バルセロナ時代よりやっぱりナポリですよね。ちょうど86年メキシコ〜90年イタリア時期だし、降格圏内を言ったり来たりしてるようなチームが一人取っただけで優勝争いする常勝チームになったりするわけですしやっぱりすごいなー。と。

と、同時にマフィアとかドラッグだとか色々胡散臭い、きな臭い話も絡んでくるのがマラドーナのマラドーナたる所以。いや、薬やってたわけじゃないけど、ロッドマンとかそーいう感じでやっぱりヒール側にいてて、さらにすごい選手は物語になりますよね。
その辺がいい子ちゃんなメッシよりもみんなに愛されて、嫌われる所以なんじゃないだろうか？

まーとにも角にもあのナポリのスクデットしたりしなかったりの街の熱狂がもっかい見られたのは興奮しちゃうし、裏側の禁止薬物だとか黒いないような部分など色々と面白かったなー。