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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ SICARIO: DAY OF THE SOLDADO
画像表示切り替え監督: | ステファノ・ソッリマ |
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出演: | ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、イザベラ・モナー、ジェフリー・ドノバン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ |
時間: | 122分 |
公開: | 2018年 |
キャッチコピー: このルール無き戦いに、終わりはあるのか――。 緊迫化する国境麻薬戦争、極限の臨場感は次なる<境界(ボーダー)>へ | |
ジャンル: アクション、サスペンス、犯罪 |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2019年12月10日 | 見た回数: 1回
もはや女子はいらんぜ。と言わんばかりの男くさーい一本になっちゃった。これがまたいいんだ。渋さだけで成り立ってる感じ。
ただ、なんだろう?評価は高いし文句はないんですが、個人的には「とりあえずおったらいいわ。なんもせんでも。」というエミリー・ブラントを飾りにして、彼女もなんにもできない現場の空気が伝わった前作のほうが好きかなー。
いや、これもけっして悪いわけじゃない。相変わらずデル・トロはカッチョいいしジョシュ・ブローリンも曲者感満載。冒頭から自爆テロだわ警察官襲撃だわの大騒ぎ。新しい鉄砲の撃ち方も開発してくれるしエグくて怖くてカッチョいい。
拷問に水責め?そんな古い拷問はしない。と、リアルタイムの映像見せつつ、実際に爆破しちゃうという恐ろしいことをやってくれるしねぇ。前作同様、メキシコの怖さは体感できるんですが、一方でアメリカ軍も怖さ倍増。自国の利益のためなら何でもするし、なんだったら味方もバッサリ。怖いー。
なんですが、んー。これは単純に好みだけの話かな。ギャングスターになっていく少年の話とか、リアルで怖くて面白いし、最後の方でその物語とデル・トロの物語が交差してくとこなんかも、あー、ここで来たねー。となるんですけど、やっぱり主人公に感情移入(無力感ね)できた前作の今まで見たことないリアルな怖さ。という点でちょっと落ちるのかなぁ。