地獄でなぜ悪い

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監督:園子温
出演:國村隼、二階堂ふみ、友近、長谷川博己、星野源
時間:130分
公開:2013年
キャッチコピー:
世界が笑った。
ジャンル:
コメディヤクザ/警察

コメント一覧

でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: | 見た回数: 2回

この映画と同名の曲を、とある一時期よく聞いた。というか勝手に音楽チャンネルから流れてきてたんだけど。星野源さんの「地獄でなぜ悪い」。元気で、ふざけてて、へそ曲がりで、繰り返し聴いていたせいもあるけど好きだった。映画の主題歌だということは知っていたのに、誰の作ったどんな映画かはまったく知らず。そしたらひさびさにTSUTAYAで借りてきたDVDで偶然予告を見た。ヤクザが素人監督をつかまえてきて映画を撮るコメディっぽい話には惹かれたものの、園子温監督と聞いて二の足を踏む。「冷たい熱帯魚」やら「自殺サークル」やら「ヒミズ」やら、暗くてドロドロした社会派映画の印象しかない。

期待がない好条件はあっても、前半はずっとひやひや。素人が映画を作る映画はいつも楽しいものだけど、映画館を溜まり場にして大口を叩いてる監督志望の彼(ヒラタ)から、まったく映画好きのニオイを感じない。引いては監督が取り立てて映画バカではないのかも?と感じ取ってしまい、イマイチ乗り切れない。いやもちろん、それでもいいんだけど、映画が好きで好きで仕方ない人が撮ってて、もう愛がにじみ出ちゃってるような映画が個人的には嬉しいので。

…と思ったら、しっかりバカでしたね、力技でねじ伏せる感じでバカでしたね。
奇妙なチャンスを手にしたヒラタが尻上がりに勢いを増していく、とにかくもうめちゃくちゃなんだけど、なぜだかすんごい爽快。それでもって、エンディングはあの曲でしょ。歌いますね。テレビの前で。熱唱。わははははは。丞二なんか「字幕で歌詞出してほしい」って言ってたし。

弾丸トークのヒラタ、どっかで見たことあるなーと思ってたら「鈴木先生」の鈴木先生のひとだった。あれも弾丸独白系キャラだったな。映画はツマんなかったけど。

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