パンドラの匣

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監督:冨永昌敬
出演:染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介、ふかわりょう
時間:94分
公開:2009年
ジャンル:
恋愛青春

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2014年04月06日 | 見た回数: 1回

たまたま原作を知っていた作品が映画になったいたので視聴。

なかなかいい原作を映画化したじゃないの、と好印象でした。役者もそれなりにハマっていて、雰囲気もなかなか良い。

終戦をきっかけに厭世気分が抜け、生きることに前向きになった少年。それまでとの自分との決別を、「自分は新しい男である」「これは、パンドラの匣の最後に残った希望を得た男である」というように、表現し、少年なりに生きることに肯定的になる。

で、もともとはこっそり結核を悪化させて死のうと思ったのだが、生きることに前向きになったので、結核療養所に通う。

太宰治作品をさほど読んでる訳じゃないけど、『人間失格』でも『グッド・バイ』でも、主人公はモテる。週刊少年ジャンプのハーレムマンガのようにモテる。本作の主人公もモテまくりである。

で、彼を取り巻く別嬪さんたちと、彼の物語である。

* * *

ところどころ、僕の記憶にある原作とは異なっているのだけど、まあおおむねうまくまとめていたように思います。

もうちょっと高い評価でもいいかもしれないけど、これくらい落ち着いていてもいいでしょうという感じ。