宮廷画家ゴヤは見た Goya's Ghosts

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監督:ミロス・フォアマン
出演:ナタリー・ポートマン、ハビエル・バルデム、ステラン・スカルスガルド
時間:114分
公開:2006年
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それは、立ち入り禁止の、愛。
ジャンル:
歴史ものドラマ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2012年11月01日 | 見た回数: 1回

芸術の秋なので、芸術っぽい(?)画家の作品を。と。
ハビエル・バルデムのコッテリ感が満喫でき、かつ、ナタリー・ポートマンちゃんの可愛らしいのからズタボロなのまでフルラインナップで見れるわけですが・・・。まずはゴヤって誰だっけ?芸術作品には疎いからなー。

監督が「アマデウス」の監督さんですね。確かにあれに似た宮廷とか若干よどんだ汚い感じとかは近いかな。でも、面白さから行くとあちらのほうがちと上。

これはモーツァルトとゴヤの僕の中の認知度の違いなのかもしれませんが、結構ゴヤ中心ではなくて、彼がいた激動のスペインと教会を中心に話が進むんで、淡々とドロドロした黒い歴史を追っている感じがあって、ちと物足りない。ゴヤも別段大活躍するでもなく、歴史の傍観者化していて、表舞台に出るでもなく。ま、絵描きさんにそれを求めるのはあれですがもうちょっと本筋に影響力を持って出てきて欲しかったかなぁ。

ただ、いい絵(映画のですよ。)はいっぱいありましたし、ストーリー自体も○○が○○を拷問にかけちゃう(これちょっとびっくりでした。えー、あの方を欠けるの?あの○○の人が。これってリアル?)。とか、○○であるはずのバルデムが○△□とか・・・、スペイン自体も2回征服されたりとか波瀾万丈。ナポレオンっぽいのも出てきたりとバラエティに飛んでいる。ナタリー・ポートマンなんて一人二役やってみたり、本当にズタボロ状態で演じてみたり。
また、一人一役のハビエル・バルデムも精神的には全く違う立位置の聖職者と革命家という2つの状態を演じてみたり。

この二人に比べると、うーん。やっぱり主人公であるべきゴヤの粒がちっちゃいような。

聞いてるだけではなかなかいいんでないの?と、思うかもしれませんが、何でしょ?この見終わったあとと見てる最中のイマイチ感。
たまたま気分がのらなかっただけかな?

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