有名な映画なので、タイトルは知っていたのですが実は初見。丞二のコメントを読んで、うきうき見ました。

「96時間」でものたらなかったことはないのですが、本作の「11時間」は、なるほど、非常に密度の濃い11時間でした（11時間はエンリケス死亡が発覚するまでの時間）。

シュワルツェネガーが若いのも目を引きますが、のちのお色気女優、アリッサ・ミラノもかわいらしく、悪役のイカレポンチ具合も上々。

んー、ジョエル・シルバーって偉いなあ（と、最近このオチ多いな...）。

古い映画をあまり観たことがなくて、なおかつ「96時間」に満足できなかった人にオススメ。

おおまかなストーリーは似たようなもので、誘拐された娘を取り返すためにお父さんが大暴れする映画です。

…しかし「96時間」のリーアム・ニーソンは“諜報員”でしたが、本作のシュワちゃんは“軍人”。
火力が全然違います。

ショッピングカートに山盛りの重火器や手榴弾、対人地雷からロケットランチャーまで用意して娘を助けにいくのです。
普通ならこの火薬の量だと助かるものも助かりませんが、さすがは我らがシュワちゃんです。巻き添えは一切出さずに悪人だけを皆殺しです（可哀想な女の子が強制的に共犯になったりしますが…）。

カービー将軍の『やつは一人で第三次大戦を始めるつもりだ！』というセリフもふざけてるとしか思えませんね。