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柴田宣史 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2010年08月03日 | 見た回数: 2回
Amazonレビューでけっこう評価が高いのにびっくり。いやあ、これは残念映画でしょう。念のためもう一回見てみましたが、本作の功績は、出来の悪さでブラッティを怒らせて、「エクソシスト3」を撮らせるのに踏み切った、くらいしかないと思います。
「エクソシスト」であの終わり方をしたものを、「まだエクソシズムは完成していなかった」というような続け方は、ほとんど「一作目をちゃんと見ましたか?」というお粗末さだと思います。
リーガンや、メリン神父について、前作と同じ役者をそろえていますが、もうリーガンが悲惨です。一作目の怪演はどこへ行ったという大根振りで、ヘンな色気の演出も見ていて不快です(でも、うっかりアメリカのドラマシリーズ「スーパー・ナチュラル」とかにカメオで出てきたときとかは、そんな不快感は皆無でしたが)。
前作では、撮影に緊張感を持たせるためにフリードキンは、現場に拳銃を常備して、時には撃つこともあったそうですが(*)、そうまでして演出したあのテンスはかけらもなくなっていて、最後は家をバッカーンと壊しておしまい。イナゴ祓いのリーガンの仕草も陳腐きわまりない。
*一作目のメイキングで、カラス神父役のジェイソン・ミラーが、フリードキンの撮影中の発砲についてごんごん怒っています。
唯一、エンニオ・モリコーネ担当の音楽だけが救いだ、という説もありますが、たしかに音楽だけは、旋律が印象的な「エクソシストらしい」ものですね。
なんにせよ、「エクソシスト」シリーズをけがす駄作だと、僕は思います。
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Amazonレビューでけっこう評価が高いのにびっくり。いやあ、これは残念映画でしょう。念のためもう一回見てみましたが、本作の功績は、出来の悪さでブラッティを怒らせて、「エクソシスト3」を撮らせるのに踏み切った、くらいしかないと思います。
「エクソシスト」であの終わり方をしたものを、「まだエクソシズムは完成していなかった」というような続け方は、ほとんど「一作目をちゃんと見ましたか?」というお粗末さだと思います。
リーガンや、メリン神父について、前作と同じ役者をそろえていますが、もうリーガンが悲惨です。一作目の怪演はどこへ行ったという大根振りで、ヘンな色気の演出も見ていて不快です(でも、うっかりアメリカのドラマシリーズ「スーパー・ナチュラル」とかにカメオで出てきたときとかは、そんな不快感は皆無でしたが)。
前作では、撮影に緊張感を持たせるためにフリードキンは、現場に拳銃を常備して、時には撃つこともあったそうですが(*)、そうまでして演出したあのテンスはかけらもなくなっていて、最後は家をバッカーンと壊しておしまい。イナゴ祓いのリーガンの仕草も陳腐きわまりない。
*一作目のメイキングで、カラス神父役のジェイソン・ミラーが、フリードキンの撮影中の発砲についてごんごん怒っています。
唯一、エンニオ・モリコーネ担当の音楽だけが救いだ、という説もありますが、たしかに音楽だけは、旋律が印象的な「エクソシストらしい」ものですね。
なんにせよ、「エクソシスト」シリーズをけがす駄作だと、僕は思います。