▼メインメニュー
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2008年05月11日 | 見た回数: 2回
コメディを見るというのは、人間関係が、いつもどおり、相変わらずのものして進行することへの期待を満足させる作業であるように思える。
ホラーに期待するものとは、逆の考え方で、たとえば頑固な老人がいても、いつか心を開いてくれたり、あるいはさえない男の子でも、がんばってたら高嶺の花の心を射止めたりとか、そういう「典型」を自分が期待していることがよくわかる。
この映画でもニコラス・ケイジの相変わらずの不機嫌そうな顔もよいのだが、むしろシャーリー・マクレーンの最後の目の動きのワンシーンだけで、満足できてしまう自分がいる。
その目の動きは、シークレットサービスであるダグに向けて「あなたが望むのなら」という意味合いのものだろうが、画面を飛び越えて、「典型」を求めているこちらの心を見透かされているような気になる。
ちなみにコメディのポイントとしては、「大統領の電話」が楽しいです(電話の声は、監督がしゃべってるとかなんとか)。
JavaScriptが無効になっているため、このサイトの一部の機能について使えないものがあります。サイト設計上、JavaScriptが無効になっていても、必要な情報は得られるよう配慮しておりますが、「JavaScriptがオフになっていることで必要な情報が得られない」という場合はサイト管理者までお問い合わせください。
コメディを見るというのは、人間関係が、いつもどおり、相変わらずのものして進行することへの期待を満足させる作業であるように思える。
ホラーに期待するものとは、逆の考え方で、たとえば頑固な老人がいても、いつか心を開いてくれたり、あるいはさえない男の子でも、がんばってたら高嶺の花の心を射止めたりとか、そういう「典型」を自分が期待していることがよくわかる。
この映画でもニコラス・ケイジの相変わらずの不機嫌そうな顔もよいのだが、むしろシャーリー・マクレーンの最後の目の動きのワンシーンだけで、満足できてしまう自分がいる。
その目の動きは、シークレットサービスであるダグに向けて「あなたが望むのなら」という意味合いのものだろうが、画面を飛び越えて、「典型」を求めているこちらの心を見透かされているような気になる。
ちなみにコメディのポイントとしては、「大統領の電話」が楽しいです(電話の声は、監督がしゃべってるとかなんとか)。