いやー、ふざけ具合のバランス感が素晴らしい。

主人公はサメ男に水玉男。陰キャなネズミ使いにマッチョな白ブリーフ…。どう考えても上手く行くようには思えない食材たち。そんな天一コッテリ味みたいな濃ゆい食材たちの良さを削ることなく見事に美味いもの作り上げたなぁ・・・。ましてやそんな中にどの作品に出ても彼女しか印象に残らないという困った高級食材であるハーレイ・クインも混ぜ合わせてくるにもかかわらず、他の素材が薄まらないというね。
「スーサイド・スクワッド」ってハーレイ・クイン以外に誰がいたっけ？という状態でしたが、前述の通り今作はチームのそれぞれが個性的で、かつちゃんと主張してて、一つのチームたり得てる。なんだったら「ジャスティス・リーグ」の無敵（なのは一人？）なメンツよりもキャラはたってる気がするぞ。

ラストバトルもピースメーカーの裏切りも、ハーレイの廊下アクションも最高に楽しくて裏・ヒーローチームで見たいものはしっかり出てきてるじゃないですか。さすがにオススメつけるかと言われるとちょっと悩んじゃうとこもあるんだけど大満足。

結構グロ人が死んだりふっとばされたりするのと、ちょっと内容的にもあんまりおこちゃま向けとも言い難いのですが、十二分に楽しませてくれました。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の監督か。多分あれも楽しいんだろうなぁ。MCUとそこまで関連もなさそうだし。あの2本は見てみようかなー。

追記。「スーサイド・スクワッド」見て評価補正。オススメでもいいかも。