いやー重かった！
内容的には簡単に言うと挫折して刑務所に入ったヤツが捕まる前にやっていたボクシング（キックボクシング？ムエタイ？）で校正していく。というお話。
んー。あしたのジョー？

ということで本作。スポ根ものっぽく、色々技を教えてもらって嬉しくなったり、挫折したり、荒れて反抗的になったり。というよくあるパターンではあるんですが、その舞台が大問題。
なんか実話ベースっぽいんですけど、タイの刑務所似薬で捕まったわけですが、囚人全員が全身タトゥーの強面さんたち。初日から〇〇やら〇〇やらあったり、自殺しようが何しようが、普段の生活の一部だったりするというね。
少なくとも犯罪者になっちゃったらなんとかタイの刑務所だけはカンベンな（いや、どこもやろうけど）みたいな気持ちにさせられる。

2時間ほど延々重苦しいずっしりとしたテンポで、あー、「ボーダーライン」見たときに近いかなー。という気分になりましたよ。

ラスト主人公の行動なんか見てる時には、あれ？トントン拍子にそんなふうにいっちゃうけど、いいんか？流されるな・・・と、こっちがハラハラしてしまうというね。
刑務所内の雰囲気やらなんやら、もう巻き込まれてその場にいてるようなおもたーい気分になってましたしね。

ということで、うん。素晴らしかったです（犯罪抑止にもつながるし）。が、皆様に是非。と「オススメ」できるかというとちょっと怪しいんでこの評価。正直、僕自身も「ボーダーライン」以上にもっかい見たいなー。という気持ちにはなかなかならないだろうしなー。

追記：ラストで本人登場はちょっとびっくり。そこまで実話ベースだとは思ってなかったのでね。