久々の邦画ということで、あー、声とかちっちゃくていまいち何言ったかわかんないねー（これはいつも思う）とか、暗い内面の話だねー（これは作品による）とかはあるんですが、結構面白かった。

いやね、お話自体は日本映画っぽさこのうえないんで、ハリウッドまつりに毒されてる僕からすると、ンー。この逆なテンションの低さに合わせるのにちょっと苦労はしました。

冒頭の有段者がポイッと竹刀を投げて木刀（真剣だったかな）とりにいくとこで、いや、そんな人がしないぽいっとしないだろ。とは思ったんですけど、ほかは「武士道シックスティーン」実写版と違って、下手な剣道やったことのない人の剣道、経験者の立ち振舞や動きがちゃんと出来てる剣道のシーンなどしっかりできてて（高段者の先生方からすると、何じゃこら、なのかもしれませんが）、見てて全然違和感なあったです。
いや、綾野剛は初心者で村上虹郎は初段くらいらしいんですけど、全然そんなふうに見えなかったしなー。

正直木刀での決闘（しかも台風の中）とか、初心者が才能だけで・・・とかありえない部分はあるんですけど、試合の部分は十分見ごたえがあってよかったです。
あと印象的なのは綾野剛の役作りがちょっとムキムキアピール過ぎないか？という最後のとことか、村上虹郎美男子やな。とかそーいうところで、じゃ、話は・・・んー。どっちかというと剣道目線で見てたんでそれ以外の生い立ちとかはあんまり入り込めなかったかなー。