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でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: | 見た回数: 1回
妙な邦題だと思ったけど原題ママなんですね。「Can't Hardly Wait」。「…」の余韻が内容との齟齬を感じさせるのかな。
いわゆる高校卒業パーティの一夜を描く若者群像劇。 スクールカーストの最上位であるアメフト部マッチョ(で頭が悪い)からギークやナードと呼ばれる最下層のメンバーまで一堂に会する最後の機会。ひ弱なオタクはいままで自分たちをいじめてきたリア充アメフト部に恥をかかせようと画策しているし、アメフト部の方はフラれたせいで自分の立場が危うくなるのを恐れて虚栄をはる。夢見る文系男子は思いを寄せている上位層の女の子になんとか告白したい(これがいちおう主人公、一番中庸で、物語的には一番地味)。クイーンビーと取り巻きたちは恋人と別れたての友人を慰めたかと思えば影で悪口を叩いてる。痛々しい変人チームは今晩童貞を捨てるぞと意気込んで空回りしているし、枠からはみ出したはぐれっ子女子はどこの輪にも混ざれずにふわふわと一人で回遊中。
わりとほんとうにただそれだけの話。
完全に脇役だと思っていたセス・グリーンがわりとオイシイ役どころだったのが、まあ嬉しい。あとはほんのちょっぴりダナ・エルフマンが登場するのも、ニンマリする。それからこういう学園モノの映画には、知ってる顔が何人か混ざっているものなので、彼らを探して画面に目を走らせるのも、楽しい。
ちょうど『アメリカン・グラフィティ』と同じタイミングで見ていて、時代は全然違うはずのに、ぽろぽろと似たような絵面があって、奇妙に記憶が混ざってしまった。ガソリンスタンドの公衆電話に思いを託すとか、もう卒業して随分経つのに、先輩ヅラして高校生に混ざっている、ちょっと痛々しい(そしてTシャツの袖を肩までたくし上げている)兄貴分がいるとか。
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妙な邦題だと思ったけど原題ママなんですね。「Can't Hardly Wait」。「…」の余韻が内容との齟齬を感じさせるのかな。
いわゆる高校卒業パーティの一夜を描く若者群像劇。
スクールカーストの最上位であるアメフト部マッチョ(で頭が悪い)からギークやナードと呼ばれる最下層のメンバーまで一堂に会する最後の機会。ひ弱なオタクはいままで自分たちをいじめてきたリア充アメフト部に恥をかかせようと画策しているし、アメフト部の方はフラれたせいで自分の立場が危うくなるのを恐れて虚栄をはる。夢見る文系男子は思いを寄せている上位層の女の子になんとか告白したい(これがいちおう主人公、一番中庸で、物語的には一番地味)。クイーンビーと取り巻きたちは恋人と別れたての友人を慰めたかと思えば影で悪口を叩いてる。痛々しい変人チームは今晩童貞を捨てるぞと意気込んで空回りしているし、枠からはみ出したはぐれっ子女子はどこの輪にも混ざれずにふわふわと一人で回遊中。
わりとほんとうにただそれだけの話。
完全に脇役だと思っていたセス・グリーンがわりとオイシイ役どころだったのが、まあ嬉しい。あとはほんのちょっぴりダナ・エルフマンが登場するのも、ニンマリする。それからこういう学園モノの映画には、知ってる顔が何人か混ざっているものなので、彼らを探して画面に目を走らせるのも、楽しい。
ちょうど『アメリカン・グラフィティ』と同じタイミングで見ていて、時代は全然違うはずのに、ぽろぽろと似たような絵面があって、奇妙に記憶が混ざってしまった。ガソリンスタンドの公衆電話に思いを託すとか、もう卒業して随分経つのに、先輩ヅラして高校生に混ざっている、ちょっと痛々しい(そしてTシャツの袖を肩までたくし上げている)兄貴分がいるとか。