ここから本文です
ウィンストン・チャーチル DARKEST HOUR
画像表示切り替え監督: | ジョー・ライト |
---|---|
出演: | ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、スティーヴン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ |
時間: | 125分 |
公開: | 2018年 |
キャッチコピー: 英国一型破りな男が、ダンケルクの戦いを制し、歴史を変えた。 「嫌われ者」から「伝説のリーダー」となったチャーチルの、真実の物語。 | |
ジャンル: 伝記、アカデミー賞、ドラマ、戦争、実話 |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2019年03月29日 | 見た回数: 1回
見る前から我々は、連合国軍側が勝つことはわかってるし、ヒトラーの功罪も、見ている我々にとっては事後なのでたいへんな罪であったこともわかっている。
先のわかっている我々にとっては、チェンバレンたちは、「先の読めない腰抜けの平和主義者」として描かれる。本作のチャーチルの言い分は「勝った側」だから、「先の読めない愚か者たちに囲まれて、ひとり先見の明があった、愛妻家の愚直な政治家」として描かれえる。
でもって、映画なので、見てる側もそう思って見る。
まあ、カタルシスは十分にある映画ですが、それなりにモヤモヤするところもある。
端的に伝わってくるメッセージは、「ヒトラーのような狂人と相対した時には、武力しか対抗手段はないのだ」というもの。なんだったら「じゃあ、対案を出してみなさい。チェンバレンのような案ですか?」ということも暗に伝わってくる。
そういうモヤモヤは、成仏しないものの、ゲイリー・オールドマンは、きちんと彼らしくチャーチルをやったなあと思います。