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疑惑のチャンピオン THE PROGRAM
画像表示切り替え監督: | スティーヴン・フリアーズ |
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出演: | ベン・フォスター、クリス・オダウド、ギヨーム・カネ、ジェシー・プレモンス、リー・ペイス、エドワード・ホッグ、ダスティン・ホフマン、エレイン・キャシディ、ローラ・ドネリー、ブライアン・グリーンバーグ |
時間: | 103分 |
公開: | 2016年 |
キャッチコピー: 勝利への底なしの欲望 | |
ジャンル: スポーツ、伝記、ドラマ、実話 |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2018年12月04日 | 見た回数: 1回
MotoGPのバレンティーノ・ロッシだったり、スキーのアルベルト・トンバだったりと、全然知らない世界だけど名前はしってたりするような人がいるわけで、そんな一人がこの映画の主人公ランス・アームストロング。
そう。3大アームストロング(ニール・アームストロング、ルイ・アームストロング)の一人。ちなみに、ジョーダンがいた頃にいたB.J.アームストロングは3代に入れるにはちょっと小ぶりかなぁ。
閑話休題。
ガンから復帰してアホみたいに強かったという情報だけが入ってきてたんで結局ドーピングで優勝も剥奪されてたとはこの映画見るまで知りませんでした。
結構ドキュメンタリータッチなので「ザ・ウォーク」とかぶるんですが、犯罪でもあちらは気持ちが明るくなるタイプ、こっちは、んーちょっとどんよりタイプです。
チーム一丸となって不正行為を働いてる様とか結構エグいなー。自転車業界怖いなー。という印象がただただ残りました。ガン撲滅の慈善活動もちょっと微妙なラインで、これは本心からきてると思いたい一方で売名行為感もほのめかしてみたり・・・。
あと、やっぱりちょっと考えちゃう。
ドーピングとかアカンというのはわかるし、禁止するのも筋だと思うんだけど、まず、どの視点で捉えるべき?またその基準は?そもそも新しい技術(薬物?療法?)が出てくると追いつかないですよねー。
ズルいという観点からすると、じゃー全員やってたら条件一緒やん。になるし、健康被害やら何やらを言い出したらオーバーワークとか通常のトレーニングやけどそれはどやねんとか。
見てる側からすると、ものすごい記録が生まれたり印象的な勝利とかは見たいし、選手側からしてもそんな結果を求めていろんな努力をして、少しでもいい成績を残すためにありとあらゆることを何でもやるという気持ちもわからなくはないから一概に悪いヤツだ!とは言いづらいとこもあるのです。
もちろん禁止されてるやつをわかって使うってのはアカンけどね。
ということで、ちょっと内容は重たい感じでしたが見ごたえはありましたね。
まぁ、いろいろあるにしても基本的にはその辺のやましいことなしで、とにかく熱血に努力して勝利(天才ゆえに努力もなく・・・とかかっちょいいし憧れちゃうけど)、っていう少年ジャンプ的なキレイなのが好きだし、そーいうアスリートがほとんどなんだろうけどね。