真夏の方程式
画像表示切り替え監督: | 西谷弘 |
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出演: | 福山雅治、吉高由里子、北村一輝、杏 |
時間: | 129分 |
公開: | 2013年 |
キャッチコピー: 解いてはいけない、 愛が閉じ込めた謎。 | |
ジャンル: サスペンス、ミステリー、ドラマ |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2022年10月12日 | 見た回数: 2回
石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2014年10月02日 | 見た回数: 1回
「容疑者Xの献身」がとてもよい出来で、ドラマ見てもいいかもなー。とか思いつつも結局ドラマにゃ手を出していない僕です。いつのまにやら2ndシーズンも終わってて、より腰が引けること甚だしいんですが、なにはともあれ、映画化第2弾です。
いやー、悪くない。見終わった後のちょっと切ない感じが残るあたりは前作と同様。物理学者と少年の夏の間だけの交流。少年の成長。という過程では何ら問題ないんですが、ちょっとあの少年に対する扱いとか、厳しい物がありすぎるなぁ。
まぁ、このへんは原作者の作風なのかもしれませんが、どうしてもその後の彼らの生活や心のやりようなどを想起させる終わり方なので、ちょっと気持ち的にはしんどくなっちゃうのだ。
人間ドラマ重視なつくり「容疑者Xの献身」の時ほど謎解きの過程をそれほど楽しめるわけではなく複雑なトリックもなくなので、どーしても重たいテーマをガッツリと受け止めなきゃならないぶん、余計にずっしりきちゃう。まぁ、そのへんの要素なしでしっかりと心に残すというポイントを考慮すると、それはそれで良い作品(というか心に残る作品)なのだということなのかもしれません。
いやね、昔の殺人犯が隠し続けた秘密だとか、ラストのお父さんと湯川さんの話とその後の行動とか、全て誰かを守るためだったりしてちょっとグッと来るところもあったりはするし、夏休みのペットボトルロケット飛ばしてる二人のシーンとかは前作と比べてはるかに晴れやかなシーンでとってもいいんでが、個人的にはやっぱりもうちょっと謎解き娯楽要素を含んでほしかったかなぁ。
というあたりが、ちょっと前作より落ちる印象を受けるのかもしれません。いや、でもいい出来でしたんで。
初回見たときよりもよく感じたなー。感想は初回見たときに近いんだけど、事件に関わる本筋というかのドラマパートがよりグッと入ってきた感じ。あ、もちろんペットボトルロケットのとことか、それにつながる男の子の知らないもの、事に触れた感動とかいろいろなものの見方の変化だとか、そーいう成長過程も良くて、陰と陽それぞれに単独で成立させられそうな話だったように思いました。
満足満足。
追記:沈黙シリーズにセガールがでないらしいシリーズ3作目。でも、ちょい役でいいからほんのりでてくれてるんじゃないかと、密かに思ってたりします。あ、もち、ノンクレジットでね。