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柴田宣史 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2013年06月13日 | 見た回数: 1回
同人誌ってありますよね。いや、『ホトトギス』とかじゃなくて、わりと最近の文化としての同人誌です。
昨今の同人誌では、既存の物語の登場人物の要素を用いて、ほかの物語を作っちゃうという手法があるそうですが、そういうのを見てる感じ。
おもしろかったのだけど、「K-20 怪人二十面相・伝」も本作も、怪人二十面相や明智小五郎っていう名前を使っているのだけど、なんだか独自の物語なんです。
それがわるいとは言わないのだけど、んー、その二人の間に何かしら因縁めいた挿話を無理矢理作らなくてもいいと思うのだけどなあ。あるいは、ぼく、2冊しか読んでないから知らないだけで、後半になると、「実は二人には、むかしから関係があった」ということになってるんでしょうか。
そういう因縁があるせいで、二十面相は、原作のような「多能で小悪党」という感じではなくなっているし、人殺しもやっちゃう。もっとさばさばした、で人を食った悪党の二十面相が見たいなあ、と思うのです。
* * *
いちおう「K-20」とちがっていて、『少年探偵団』の話がベースになっているので、登場人物や出来事は踏襲されているので、それはうれしかったのだけど、やっぱり同じ女性を愛した男たち、みたいなエピソードは夾雑物だなあと思われてなりませんでした。本作でも、物語をだめにしているのは、やっぱり映像化陣が愚かにも入れてしまった、蛇足女子だということでしょうか。
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同人誌ってありますよね。いや、『ホトトギス』とかじゃなくて、わりと最近の文化としての同人誌です。
昨今の同人誌では、既存の物語の登場人物の要素を用いて、ほかの物語を作っちゃうという手法があるそうですが、そういうのを見てる感じ。
おもしろかったのだけど、「K-20 怪人二十面相・伝」も本作も、怪人二十面相や明智小五郎っていう名前を使っているのだけど、なんだか独自の物語なんです。
それがわるいとは言わないのだけど、んー、その二人の間に何かしら因縁めいた挿話を無理矢理作らなくてもいいと思うのだけどなあ。あるいは、ぼく、2冊しか読んでないから知らないだけで、後半になると、「実は二人には、むかしから関係があった」ということになってるんでしょうか。
そういう因縁があるせいで、二十面相は、原作のような「多能で小悪党」という感じではなくなっているし、人殺しもやっちゃう。もっとさばさばした、で人を食った悪党の二十面相が見たいなあ、と思うのです。
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いちおう「K-20」とちがっていて、『少年探偵団』の話がベースになっているので、登場人物や出来事は踏襲されているので、それはうれしかったのだけど、やっぱり同じ女性を愛した男たち、みたいなエピソードは夾雑物だなあと思われてなりませんでした。本作でも、物語をだめにしているのは、やっぱり映像化陣が愚かにも入れてしまった、蛇足女子だということでしょうか。