こちらは太極拳の祖な人だそうな。相変わらずの動きを見せるリー・リンチェイですが、このカンフーもステキです。そもそも太極拳って「拳児」（マンガ）で、意外にすごいんやなぁ。と思ったもののどうしても公園でみんなでのんびりやっているイメージが強くて、強い、というイメージも若干薄いんですよね。

ただ、それをリンチェイがやると・・・なんだろう？この異様な動きは。こりゃ強いじゃないか。という一言。見ているとまるでトキの技か？無想転生？とか、まさにケンシロウの世界の静の拳そのもの。

前半は通常の少林寺での修行から追放されるまでの一連の流れ、こちらはこちらでいつもの元気いっぱい、っキレいっぱいのカンフーアクションを堪能できるし、後半はというとその静の拳に開眼したリンチェイの他を圧倒する動きに舌鼓を打つという2重奏。

話自体も「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍」での変なコメディとは対照的に（あれはあれでなんか面白かった気もするけど）シリアス9割、緩めが1割という配分。兄弟弟子との確執や方向性の違い（お？バンドみたい？）、裏切りと廃人化、無敵モードへの開眼と盛りだくさんでとっても楽しかったです。

追記：なんか兄弟弟子役で権力への道に突き進むチン・シウホウさんが豊原功補さんに見えてしょうがなかったなぁ。