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柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2012年01月04日 | 見た回数: 1回
グウィネス・パルトロウの演技は見事だと思う。かつて天才だった父(アンソニー・ホプキンス)のあわれな晩年をともに過ごし、かつて天才だったことを知っているからこそ、そのあわれさに打ちのめされる。彼女も、父の娘であることから同じような未来が待っているのかと不安にもなる。そういうバルネラブルな感じをよく演じきっていると思う。
でも、お話は数学ネタというより、数学をとっかかりにしたショートミステリーという感じ。物語の焦点になる「素数に関する大発見」は、「マフィンのレシピじゃないのよ!」といって、さわりも話してくれない。
途中、ジェルマン素数のソフィ・ジェルマンへの言及があり、「女性と数学」というテーマを扱う作品としては妥当な挿話だなあと思ったくらいか。
上品な映画だと思うけど、とびきりいいともいいづらい映画でした。
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グウィネス・パルトロウの演技は見事だと思う。かつて天才だった父(アンソニー・ホプキンス)のあわれな晩年をともに過ごし、かつて天才だったことを知っているからこそ、そのあわれさに打ちのめされる。彼女も、父の娘であることから同じような未来が待っているのかと不安にもなる。そういうバルネラブルな感じをよく演じきっていると思う。
でも、お話は数学ネタというより、数学をとっかかりにしたショートミステリーという感じ。物語の焦点になる「素数に関する大発見」は、「マフィンのレシピじゃないのよ!」といって、さわりも話してくれない。
途中、ジェルマン素数のソフィ・ジェルマンへの言及があり、「女性と数学」というテーマを扱う作品としては妥当な挿話だなあと思ったくらいか。
上品な映画だと思うけど、とびきりいいともいいづらい映画でした。