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シャーロック・ホームズ Sherlock Holmes
画像表示切り替え監督: | ガイ・リッチー |
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出演: | ロバート・ダウニーJr.、ジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムス、マーク・ストロング、エディ・マーサン |
時間: | 128分 |
公開: | 2009年 |
キャッチコピー: 最強の頭脳。最強のコンビ。最強の事件。 | |
ジャンル: アクション、ミステリー |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2019年02月01日 | 見た回数: 未記入
でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2012年03月22日 | 見た回数: 1回
エンドロールにガイ・リッチーの名前を見て「そういえばそうだった」と丞二とふたり、深く頷いたのでした。
冒頭の15分ほどはかなり興奮したし、とても楽しかった。息のあったホームズとワトソンのラリーのような会話も、武闘派ホームズの見事な予言殺法も、ちょっとやってみせる完璧な推理も、ワトソンに頼りきりなその変人ぶりもとてもとても良かった。
ワトソンのジュード・ロウもずいぶん年齢不詳になっていて、ロバート・ダウニー・Jrのホームズより年上だといわれても違和感はないし、ロバート・ダウニー・Jrのほうも相変わらずキラキラ輝く焦点の合っていない目で、だだをこねたり、ぶつぶつ言ったりしながら、すべてを見通す(しかも強い)異色のホームズがしっかりハマっていた。
その後も、趣味良くコミカルなシーンがあったりして、好きな要素がぼろぼろあることは間違いないんだけど、冒頭であんなに強くあんなに聡明だったホームズはどこへやら。後半はいわゆる普通のアクション映画に尻すぼんでしまいました。せっかくなら最後くらいは腕力じゃなく推理力で事件を解決してほしかったのですが。
むむぅ、役者もホームズも好きなだけに、そしてけちょんけちょんに言われるほどダメじゃなかっただけに、なんか腑に落ちないイマイチな映画でした。
悪くはないと思うんだ。このホームズとワトソンの二人もね。ただ、別物だ。と頭ではわかってはいてもカンバーバッチのホームズがつねに「ホームズってこうやん」と。主張してくる。
最後の方の魔術を暴くシーンとかはいい感じに盛り上がったし、相手を倒すシミュレーションみたいなところは、その後実際にやってみて成功したりするという2段構えの魅せ方でとても面白い。
アイリーン・アドラーも魅力的で不二子ちゃんみたいだしね。
が、多分これは僕個人の問題なんだろうけど、シャーロック・ホームズという理想の形が存在して、それに実に近く感じたカンバーバッチ版。一方でこれでもいいじゃない。とかけ離れたロバート・ダウニーJr版。
シャーロック・ホームズ自体を知らない人が見たらこっちももっと楽しめるんじゃないだろうか・・・。
ということで、思ってたより良かったんですけど(もっとアクションだけと思ってた)、思ったほどノリきれなかったなー。もっかい見たら変わるんだろうか??